ここでは、住宅会社を選ぶ前にやっておきたいことや情報収集方法、業者選びの基本的な注意点について、紹介しています。
住宅会社を選ぶ上で、知っておきたい基本的なポイントが中心ですので、一つひとつ確認していきましょう。
この記事でわかること
- 失敗しない情報収集方法
- 住宅会社の選び方のコツ
- ローンについて
目次
住宅会社の選び方「どんな家にしたいのか」計画を立てる
会社を選ぶ前に、家族でじっくりと話し合い、どんな家にするのか計画を立てましょう。
- 水まわりの設備は?
- どこに1番こだわる?
- 家の広さは?間取りは?
- どのエリアに家を建てる?
- 土地・建物、それぞれの予算はいくら?
など、他にも多くのことを決めていきます。
また、建物や土地の予算や今後の返済計画を立てるにあたり、次の項目を確認し、決めてください。
- 審査は通るのか?
- 返済期間は適正か?
- 金利タイプはどうするのか?
- 毎月いくらまでなら返せるか?
- ボーナス比重が大きくないか?
- いくらまで借り入れできるのか?
- どの金融機関を利用するのか?
なども決めます。
事前に、しっかりとした家の計画やシミュレーションを立てることは、とても大事です。
家族の要望も整理できますし、判断基準が明確になるため、今後の家づくりが進めやすくなります。
まずは、会社を決める前に、家族とじっくりと話し合い、明確な計画や精度の高いシミュレーションを考えるようにしましょう。
そして、それらをもとに適した住宅会社を選びます。
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注文住宅を建てる場合、複数の業者を比較することはとても重要です。注文住宅は一点もの、オーダーメイドの商品です。定価という概念はほとんどありません。つまり、「自分の条件で家を建てたらいくらになるのか?」というのは、他の住宅メーカーと比較して見積もりを取らないとわかりません。必ず見積もりを比較して取得しないと、値段を知ることは困難です。知らずに決定を下すことは何も持たずに狩りにでるようなものです。
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住宅会社を選ぶ前に情報収集を徹底することで失敗しないようにできる
大事な会社選びをする前に、情報収集を徹底するようにしましょう。
主な情報収集方法は、次の7つです。
- 知人の紹介
- 住宅情報誌
- 住宅展示場
- 評判や口コミ
- 会社のサイト
- 不動産情報ポータルサイト
- 新聞折込チラシや投函チラシ
それぞれの情報収集方法の特徴について、見ていきましょう。
情報収集方法1.住宅情報ポータルサイト
情報収集方法の1つが、住宅情報ポータルサイトの利用です。
また、「(エリア) 不動産会社 比較」など検索をして、比較サイトやおすすめサイトを確認するのも、効果的です。
これらのサイトを利用することで、住宅会社の特徴を把握でき、比較がしやすくなります。
いずれのサイトも無料ですし、スマホやパソコンからすぐにアクセスが可能です。
情報収集方法2.住宅会社のサイト
不動産会社のサイトを直接確認するのも、情報収集方法の1つです。
「セキスイハイム」「大和ハウス」「住友林業」など、気になる不動産会社がある程度明確な場合は、業者のホームページを必ず確認しておきましょう。
その業者の工法や設備、保証、サポート、こだわり、実例などがすべて載っているためです。
業者の特徴を深く理解できるため、希望の不動産会社や検討業者がある場合は、不動産会社のサイトを直接チェックしましょう。
情報収集方法3.新聞折込チラシや投函チラシ
新聞折込チラシや投函チラシから、情報収集する方法もあります。
新聞をとっている場合は、毎週のように住宅関連の折込チラシが入っているはずです。
建売住宅の内容がメインだとは思いますが、気になる物件があれば不動産会社のことも調べてみましょう。
注文住宅を手掛けている可能性もあり、良い業者に出会えるかもしれません。
また、住宅展示場に関するチラシが入っていることも多いので、欠かさずチェックするようにしましょう。
投函チラシについては、リーズナブルな優良物件や業者と出会える可能性があります。
安易に捨てず、目を通すようにしましょう。
情報収集方法4.住宅情報誌
情報収集方法の1つが、住宅情報誌の利用です。
コンビニや駅で、無料で住宅情報誌を手にすることができます。
住宅情報誌には、新築マンションや中古マンション、建売住宅や中古住宅などの物件情報に加え、会社の詳細や比較情報が載っていることがあります。
気になる物件を見つけ、そこから不動産会社を調べることも可能です。
物件情報も住宅会社情報も、効率よく見つけられるため、1冊は持っておいた方がいいでしょう。
無料で手に入るため、コストもかかりません。
情報収集方法5.住宅展示場
住宅展示場に行くことも、不動産会社の有効な情報収集方法です。
郊外に行けば、毎週末のように、どこかで住宅展示場が開催されています。
参加費は無料で、逆に来場プレゼントを貰えたり、子どもが喜ぶショーイベントを実施しているのも魅力です。
特に、家の近くに住宅展示場がある方は、参加してみましょう。
情報収集方法6.評判や口コミ
評判や口コミから、気になる不動産会社の情報収集をする方法もあります。
2〜3社の不動産会社を比較する場合に、おすすめの方法です。
評判や口コミには、業者のホームページや住宅情報誌には載っていない、情報がたくさんあります。
実際に利用した人の意見を確認できるため、業者比較には有効です。
ただし、サクラ的なレビューと思える意見もあるため、あまりに良い意見が多い場合は注意しましょう。
不動産会社の情報収集として、評判や口コミを調べることも1つの方法です。
情報収集方法7.知人や友人の紹介
会社の情報収集方法には、知人や友人に紹介してもらう方法もあります。
知人や友人の紹介であれば、信頼性が高い情報を得ることが可能です。
最近、家づくりをした知人や友人がいる場合は、検討してください。
現場見学やOB訪問できない会社は避ける
会社の情報収集には、直接工事現場を見学させてもらったり、その業者で家づくりをしたOBに会わせてもらう方法もあります。
直接工事現場を見れば、どのような下請け業者が家づくりをしているのか掴めます。
また、工事現場の雰囲気で、家づくりへの本気度もわかるでしょう。
ゴミが散乱していたり、まったく作業していない場合は、他の業者を選んだ方が安心です。
なかには、OB訪問に対して後ろ向きな会社もあります。
もちろん、OB自身が断っている場合は仕方がありませんが、そうでない場合は、後ろ向きになる理由がわかりません。
業者としては、実際に建てた家を見てもらうことはプラスのプロモーションになるはずです。施主が満足していれば、物件や業者の良い点を話し、見学者に勧めてくれるでしょう。
業者がOB訪問に後ろ向きなのは、施主の満足度が低い理由が考えられます。
満足度が低いと、業者を勧めてくれないどころか、批判的な話をする可能性があるため、後ろ向きなのでしょう。
このような会社は、選ばない方が安心です。
現場見学やOB訪問ができる場合
もし、工事現場の見学やOB訪問ができる場合は、積極的に参加をしましょう。
工事現場の見学については、業者が指定する時間帯ではなく、こちらが希望する時間帯に見学するのがおすすめです。また、「仕事帰りに少し見るだけです」などと伝え、突然、見学するのもいいでしょう。
業者が決めた時間の見学であれば、現場をキレイに片付けている可能性があるためです。
できるだけ、建主側のペースで見学し、いつもの様子を確認しましょう。
OB訪問についても同様です。業者が指定する時間は、「施主が仕事で不在なので〜」などの理由で、施主と直接話をさせないようにする可能性があります。
夕方や夜など、施主と会える時間帯を指定して、調整してもらいましょう。
施主と直接話すことができれば、リアルな業者の評価や家のメリット・デメリットを確認できます。
現場見学やOB訪問は、業者や家のことを知る非常に有効な機会です。
極力、参加する方向で考えてください。
住宅会社の選び方のコツとして知っておきたい、セミオーダーとフルオーダーの特徴や違い
会社によって、セミオーダーを提供している場合もあれば、フルオーダーに対応しているケースがあります。
セミオーダーとフルオーダーで、内容がまったく異なりますので、それぞれの特徴や違いについて、理解をしておきましょう。
セミオーダーの場合は、一括仕入れ・大量生産となるため、価格が安いのがメリットです。また、会社がマーケティングを行い、一般的に好まれる間取りや仕様となっているため、売却しやすいのも特徴と言えます。
また、規格化されているため、工期も短めです。
フルオーダーの場合は、何度も打ち合わせを重ねた上で、工事に入るため、相談〜完成までに1年以上かかることもあります。
予算の範囲内であれば、家族の要望を反映させた家づくりが可能です。
セミオーダーの物件は、外観がどれも同じように見えますが、フルオーダーの物件は1軒1軒異なります。
他の家とは被らない、個性的なデザインの家づくりもできます。
セミオーダーとフルオーダーのどちらにするかでも、会社選びは変わってきますので、じっくりと家族で話し合い決めるようにしましょう。
プロとして提案してくれる住宅会社の選び方
不動産会社を選ぶ場合は、プロとしてしっかりと提案してくれる業者を選びましょう。
こちら側の要望をすべて聞き入れてくれる会社が、良い家をつくれるとは限りません。
住宅会社はプロであり、これまでにたくさんの家づくりに携わっているわけなので、多くのノウハウを持ち合わせています。
そのため、建主の要望に対して、「もっとこうした方がいい」「そこを変えると、●●がおかしくなる」など、プロの立場できちんと指摘やアドバイスをしてくれることが、良い家づくりにつながります。
建主側としては、初めての家づくりで家族の想いも強いため、いろいろな要望を凝縮したいと考えがちです。
しかし、家づくりの素人であるがゆえに、あとで「ここは変にこだわりすぎてしまった」など、後悔する可能性があります。
本当に良い会社であれば、「もっとこうした方がいい」ということを、きちんと伝えてくれるため、建設後の後悔は少ないものです。
住宅会社を選ぶ場合は、プロとして提案してくれる業者を選ぶようにしましょう。
契約にしか興味がなさそうな業者は避けることで失敗しないで済む
不動産会社を選ぶ際、契約にしか興味がなさそうな業者は避けましょう。
具体的には、次の内容があげられます。
- やたら契約を急かしてくる
- 予算のことばかり聞かれる
- 最初から値引きをアピールしてくる
- 良い部分のアピールや主張を押し付けてくる
- 質問に答えないと見込みがないと判断され冷たくなる
などです。
契約にしか興味がない会社を選んでしまうと、家づくりに成功する可能性はかなり低くなるでしょう。
契約に至らないようなマイナスな点は説明しないでしょうし、契約後は熱意のある対応は期待できないためです。
会社を選ぶ場合は、建主の要望を実現したり、満足度を考えて対応してくれる業者を選びましょう。
あなたは本当の値段を知ってる?単価・予算からハウスメーカーを比較!
注文住宅を建てる場合、カタログ比較はとても重要です。注文住宅は一点もの、オーダーメイドの商品です。定価という概念はほとんどありません。つまり、「自分の条件で家を建てたらいくらになるのか?」というのは、他の住宅メーカーと比較して見積もりを取らないとわかりません。必ず見積もりを比較して取得しないと、値段を知ることは困難です。知らずに決定を下すことは何も持たずに狩りにでるようなものです。
注文住宅の世界では、外観や性能は同じでも、業者によって価格が100万~1000万円も違うのが当たり前。後で「こっちの方が安かった…」と後悔しないためにも、必ず比較検討してカタログから見積もりを取ってください。
住宅会社を選びながら土地探しも同時に進める
注文住宅を希望していて、まだ土地が決まっていない方は、会社を選びながら土地探しも進めていきましょう。
土地の予算や形状、立地などによって、依頼する会社も変わる可能性があります。
また、土地選びは非常に重要です。
どこにするかで、今後のライフスタイルやライフプランにも影響を与える可能性があります。
住宅会社が土地を取り扱っているケースもあるため、業者選びをしながらも、慎重に土地探しを進めるようにしましょう。
家づくりで土地契約と建物契約が別の場合は2つのローンが必要
土地と建物の契約が別になる場合は、それぞれのスケジュールに沿って、資金を用意する必要があります。
資金の支払いタイミングは土地の方が早くなるため、家の住宅ローンとは別のローンを利用するなど必要です。
現金を用意できるのであれば1番いいですが、まとまった金額になるため、なかなか難しいものです。
つなぎ融資などを活用し、それぞれの支払いに遅れないようにしましょう。
2つのローンを利用する際は、両方の審査を受ける必要があるため、手間も2倍になります。
そのことを知っておかないと、余計な手間が発生する可能性があります。