フィアスホーム結集したサービスの提供と「Long Life Ecology」
フィアスホーム/LIXIL住宅研究所の特徴
目次
LIXILグループの総合力を結集したサービスの提供
フィアスホームは、創業以来、政府の住宅政策を先取りし、「200年住宅のトップランナー」を目指し、「For Your Vintage Life(永く住み継がれる家)」を提供したいという使命に基づいた住まいづくりに取り組む。
接続可能な社会の構築に向けて
近年フィアスホームは、“環境”“エネルギー”問題に対し、高性能な住宅建設を基本に、新たに“地中熱エネルギー”を利用した住宅建設に取り組み、大きな反響を呼んでいる。
従来から同社は、地球温暖化などの環境問題への取組みを積極的に進めてきた。住宅の基本性能を高めて、安心・安全・快適でエコロジーな高性能・高品質の住まいを提供することは、同社の時代を超えた使命だとしている。
LIXIL住宅研究所
LIXIL住宅研究所は、2007年にLIXILグループ内にある各住宅会社を統合した組織だ。以来、住宅フランチャイズチェーンをメインに「優れた製品とサービスを通じて、世界中の人々の豊かで快適な住生活の未来に貢献する」という理念のもと、注文住宅建設を中心に時代に先駆けた改革に取り組んでいる。
近年、問題解決が急務となっている地球環境問題や資源・エネルギー・廃棄物問題、少子高齢化問題などの「8つの社会問題」「住生活生涯コスト」への取り組み、低成長、成熟社会において重要な「心を動かす感動消費」への対応などの課題に対し、LIXIL住宅研究所は、“近い将来のあるべき住まい”を考え、「コンセプトホーム」を開発しながら実証実験と提言を行なっている。
LIXIL住宅研究所のコンセプトホーム
コンセプトホームは、有識者や研究機関、さまざまな企業とのコラボレーションしながらLIXILグループの英知を結集させることによって、多くの世界初、日本初の試みを導入している。現在、多くの住宅会社が取り組みを開始している「家+電気自動車」というコンセプトは、2008年にコンセプトホームでその考えを提案していた。
また、2011年に発表したコンセプトホームでは、ロボットを家庭用エネルギーマネジメントシステム(HEMS)のインターフェースとする、未来の暮らしのあり方を提案し、国内外で大きな反響が起きた。
今後のストックを活用したビジネスにも注力
今後、国内の新設住宅着工数は減少予想となっているなか、リフォームを中心としたストック市場は、省エネや耐震性などの基準強化やリフォーム減税などによって、リフォーム市場の拡大が見込まれている。LIXIL住宅研究所は、新築住宅のみならず、リフォーム事業に置いても継続的な新商品・新サービスの投入で活性化を図ってゆくとする。
フィアスホームの家づくり……満足をずっと
いつまでもやさしく「Long Life Ecology」──トリプルガラスと高気密
大空間を高気密・高断熱で包み込む
一般社団法人「日本建材住宅設備産業協会」の省エネルギー建材普及促進センターの報告によると、冬、暖房で温めた室内の熱は、床や天井(屋根)、壁などからそれぞれ7%、5%、15%、そして換気口から15%逃げていく。が、もっとも熱が逃げるのは、窓や玄関ドアなどの開口部だ。その割合、実に58%に達する。
窓や玄関ドアなどの開口部は、住宅の断熱性能確保のうえで弱点になりやすいセクションなのだ。窓や玄関ドアなどの開口部には気密・断熱性に優れた部材を使用し、住居内からの熱が逃げるのを最小限に抑える。
トリプルガラスは、普通のペアガラスに較べて約4倍の断熱性能
熱の損失がもっとも大きな窓。通常住宅用の窓ガラスは普通の複層ガラスが一般的だ。その複層ガラスの熱損失量を「100%」とするならば、断熱性が高いといわれるLow-E複層ガラスは「57%」まで下がるとされている。さらにアルゴンガス封入Low-Eトリプルガラスなら「23%」にまで熱損失を抑えられる。
フィアスホームの注文住宅では、そのアルゴンガス封入Low-Eトリプルガラスを標準仕様として断熱性能をアップさせているのだ。
気密性をアップさせて熱損失を防止する
住宅の気密性を測る数値として「C値」という指標がある。C値(相当隙間面積)とは、床面積1平方メートルあたりの住まいの“隙間”を示す数値だ。この数値が小さければ小さいほど、気密性が高い住宅だといえるのだ。フィアスホームの注文住宅は、一般的な気密住宅のC値である「5平方センチメートル/平方メートル」を大きく下回る「1平方センチメートル/平方メートル」以下を社内基準として、「eパネル」を使ったパネル工法住宅の全棟で気密測定を実施している。結果として確かな気密性能品質を確保している。
この高い気密性能は、エネルギー消費を抑えながら家のなかの温度差を最小限にして、結露の発生を抑制することができる。その結果、喘息などの健康被害の原因物質であるカビ、ダニの発生が抑えられるのだ。また、ヒートショックなどの身体への負荷やストレスも大幅に減少される。
気密断熱性能の「見える化」
フィアスホームの注文住宅は、断熱性能、省エネ性能の「見える化」に取り組んでいる。設計段階での省エネ効果を、年間電気料金・CO?削減量・一次エネルギー削減量に置き換えて提案する「eレポート」。そして、施工した建物の気密・断熱・遮熱性能を明記した「性能報告書」を呈示。設計と施工、それぞれの段階において品質を追求している。
フィアスホームの家づくり……満足をずっと
いつまでもやさしく「Long Life Ecology」──換気性能
夏の苛烈な日差しをカット&ブロックする設計
自然の恵みを活かし、少ないエネルギーで快適に生活する得がたいライフスタイルが手に入る、フィアスホームの注文住宅。
太陽の位置が高い夏には、厳しい日差しを「深い軒」でブロック。また、南面の庭には、夏にたくさんの葉をつける落葉樹を植え、木の葉が苛烈な夏の日差しを遮る。庭には芝生や水盤などを使うことで、地面が暑くなるのを防ぐ。日差しや熱気の侵入を抑える。家のなかを風が通り抜け、室内に熱気がこもりにくい設計とする。
冬の日差しをいっぱいに取り込むハイサッシ
家の南面には、従来のサッシよりもひとまわり大きなサッシを配する。この大型のまでが、太陽が低い冬、室内に日差しをたくさん取り込むのだ。また、南面の庭には、落葉樹を植えているため、冬には葉が落ちて暖かい日差しを遮ることはない。また、北側の敷地に常緑樹や針葉樹を植え、北風の侵入を防ぐ。
室内屋外の温度差を利用して空気を流す「温度差換気」
フィアスホームの注文住宅は、住宅の内側と外の温度差を利用して、風がないときにも空気の流れをつくる住宅設計を行なう。夜間、居室のドアが閉じているときでも、部屋ごとに風がとおるように設計することで、冷房の使用をセーブし、家計を助ける。
また、「高窓」と「地窓」を巧く組み合わせることで、通風量は同じながら窓の高低差で風がながれ、快適さが感じられる「地窓効果」を活用する。居室全体を立体的に風がながれる設計が自慢だ。
すべり出し窓を活用して風をとらえる
フィアスホームは、一般的な引き違い窓よりも換気効果が大きな「すべり出し窓」を活用した“風を捉えるウィンドキャッチ”を設ける。左右方向ですべり出し方向が異なる何面ものすべり出し窓を組み合わせ、引き違い窓の通風量の10倍ともいわれるすべり出し窓で、効果的な風を取り込む。
すべり出し窓の特徴・メリット
すべり出し窓は、建物の気密性や耐震強度などに注目が集まり採用例が増えてきた窓だ。また洋風な住宅が主流になることで、よく使われるようになってきた。引き違い窓と異なり、1枚のフレームで完結し、召し合わせの部分がないため、枠にピッタリと隙間なくハマることが出来ます。これによって、高い気密性を確保できる。
最大の特徴は、軸がずれて開くこと。これにより、部屋のなかから、外側の窓ガラスを拭くことができるのだ。
大きなメリットは高気密が得られやすい。細い窓にすることで防犯性を高めやすい。窓形状は、基本縦長で、幅も通常60センチ程度まで。
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理想で暮らしやすい家「Long Life Design」2>
フィアスホームも家づくりや思いを知っていただきたいです。
フィアスホームの家づくり……満足をずっと
いつまでも理想の家「Long Life Partner」
フィアスホーム・ベストメンテナンスプラン(BMP)」システム
見た目ではわかりにくい住まいの本当の性能を、ユーザーにわかりやすく表示すること。価値ある資産としての住まいを、末永く安心して住んでいただくこと。優れた性能を達成し、きちんと伝えること。そして、入居後もきめ細かな対応を行なうこと。それがフィアスホームのこだわりだという。大切な建物を引き渡しまで綿密な調査・検査を行ない安全・安心の暮らしを届ける。
地盤調査&地盤20年保証
何の問題も無いように見える土地でも、地盤の軟弱な場合があるものだ。不用意に家を建ててしまうと、建物が傾斜するなど、思わぬ事態を招くこととなる。フィアスホームでは、建築予定地の地盤を調査し、最適な基礎仕様を提案する。
地盤の状態をより詳しく調査できるスクリュードライバーサウンディング試験による地盤調査を実施し、仮に住宅が完成後に地盤が沈下し住宅が傾くなどの事故が起きた場合、最大5000万円の補修費用を補償する。
現場検査&自主検査
階数3以下の瑕疵保険対象住宅では、国土交通大臣指定の住宅瑕疵担保責任保険法人による現場検査が必須で2回行なわれる。フィアスホームでは、雨漏れの要因となる重要な部分の現場検査を加え、国土交通大臣指定の保険法人である日本住宅保証検査機構(JIO)による現場検査をすべての新築住宅で、合計3回実施する。
瑕疵保証において、長期間にわたり性能を保てる住宅かどうか、着工から引き渡しまでの間、フィアスホーム加盟店が独自で行なう品質検査(200項目以上)を厳しく実施し、さらなる安心の住まいを届ける。
フィアスホームの家づくり……満足をずっと
いつまでも暮らしやすく「Long Life Design」
安心の住まいづくりをサポートするフランチャイズ・システム
フィアスホームは、地域に密着した地場ビルダーとしての「ユーザーへのきめ細かい対応」。そして、全国規模のハウスメーカーの「デザイン」「品質」「信頼」。それぞれのメリットを備えたフランチャイズ・システムで、安心の住まいづくりを提案している。
住宅づくりに必要な膨大な部品や構造材、ビス1本にいたるまですべての一元管理が行なえるハウスメーカーと地域の特徴をよく把握している地元の工房や建築会社。それぞれのメリットを併せ持つフランチャイズ・システムを全国展開しているのが強みといえる。
直接契約・責任施工、短工期、豊富な商品ラインナップ
また、フィアスホームのフランチャイズ加盟店は、施主の住まいへの要望を直接ヒアリングしてプランを提案。施工も自社責任のもとで行ない、完成後のメンテナンスにもきめ細かく対応する。つまり、代理店が介入しない直接契約で、責任施工が大きなメリットを生む。
住宅を建築するうえで、その作業工程を細かく分析し、徹底的な合理化を追求するのがフィアスホームの基本。先進のパネル工法で短工期を実現。その結果、コストも大幅に削減でき、施主の経済的・精神的負担を軽減する。
また、フィアスホームは、社会・環境問題を捉えながら、デザイン性に富んだ幅広い商品を提案している。フィアスホームは、「住宅は長く住み継がれるべきだ」との考えのもと、安心して快適な生活を実現するために、技術の粋を集めた住宅づくりを目指す。フィアスホームは、建築現場の進捗状況をWebサイト上で公開する「FC NAVI」を展開する。住まいと施工現場が離れていても日々工事の状況確認ができる。
LIXILグループの総合力が住まいづくりをサポートする
フィアスホーム・フランチャイズチェーンを運営するLIXIL住宅研究所は、LIXILグループの一員だ。LIXILグループは株式会社LIXILを中核として、世界30カ国以上の国と地域で、住宅ならびにビルの建材・設備機器の製造と販売、ホームセンターや住宅建設フランチャイズの展開など、幅広い住生活関連領域で事業を行なっている。
LIXIL住宅研究所は近年、問題解決が急務となっている地球温暖化問題や環境問題、資源エネルギー問題、廃棄物対策、少子高齢化社会の進行など「8つの社会問題」や「住生活生涯コスト」などへの取り組みを積極化している。
将来の低成長・成熟社会において課題に対して近未来のあるべき「住まい」を考察、コンセプトホームというカタチで、実証実験を繰り返している。
次世代レジリエンス住宅
そのひとつの回答が、ホンダと協働で開発した災害に強い「レジリエンスホームの構築」だ。燃料電池自動車と太陽光発電やコージェネシステムを装備した家が街の小さなコミュニティのエネルギー源となる日もちかい。
フィアスホームのLong Life Ecologyと省エネ・創エネ
省エネ、創エネは今や国が政策を施工するまでになりました。
いつまでもやさしく「Long Life Ecology」──家で電気をつくる“創エネ”
フィアスホームの注文住宅は、再生可能なエネルギーを活用する多彩なシステム提案と設置技術を蓄積している。一般的な「太陽光発電システム」に加えて、「ガスエンジンによるコージェネシステム」「オール電化住宅システム+エコキュート」などをラインアップする。さらに同社独自の「地中熱利用システム」のようなオリジナル省エネシステムもある。
メリットが多い太陽光発電システム
太陽光発電システムを設置することで光熱費をらくらく節約。発電して余った電気は電力会社へ自動的に売却できる。
太陽光発電メリットは、「光熱費を削減できる」「売電できる(固定価格買取制度/2016年度経済産業省:31~33円/kWh)」「クリーンエネルギーを創エネする」「無尽蔵なエネルギー」といったことが挙げられる。
太陽光発電システムの仕組み
太陽光発電システムで必須となるのが太陽光パネル(太陽電池)だ。太陽電池は太陽光(エネルギー)を吸収して直接電気に変えるエネルギー変換器。このパネルに光が当たると日射強度に比例して発電することができる。
一般家庭に太陽光発電システムを導入する場合、おおむね4kWの出力が得られる設計となることが多い。太陽光パネルがつくる電気は直流なので、交流100Vに変換するための装置「パワーコンディショナー」がシステム上でこれも必須だ。いわゆる大きなインバータである。また、太陽光発電システムは、太陽電池モジュール、パワーコンディショナーのほかに、分電盤、各種計測機器などが使用される。
住宅用太陽光発電の基準はJET(財団法人電気安全環境研究所)によって定められている。ここで太陽光発電システム保証は、「10年間の機器保証」が義務づけられている。
「エコウィル」ガスエンジン・コージェネレーションシステム
都市ガスなどでエンジンを動かして発電する戸建て向け家庭用コージェネレーションシステム。エンジンのシリンダー内でガスが燃焼する際の廃熱でお湯を沸かす。給湯だけでなく、お湯をつかった床暖房などにも使える。エネファームも同じだが、地域で停電が発生しても自立運転&発電ができるので、無停電装置ともいえる。
「エコキュート」高効率電気給湯器
フィアスホーム一押しの給湯システム。電気式給湯器のひとつで、最新のメカニズムが搭載された給湯器だ。正式名称は「自然冷媒ヒートポンプ給湯機」で、空気の熱を利用してお湯を沸かす。冷媒にフロンではなく空気中の二酸化炭素を活用する。2001年に登場したシステムで、これも電気代が安い深夜の稼働でお湯を沸かして貯湯するタイプ。エコキュートは関西電力の商標で、各電力会社や給湯器メーカーに供与して使っている。
フィアスホームの家づくり……満足をずっと
「Long Life Ecology」──ライフスタイルに合った“省エネ”“創エネ”
CASE.1:共稼ぎで日中は留守。光熱費を抑えた住宅には
フィアスホームは、共稼ぎなどで日中外出が多い家庭で、ゼロエネルギー住宅(ZEH)を希望される家庭に積極的に勧めるのが、夜間の安い電力でお湯を沸かす経済的で省エネ効果の高いエコキュートとIHクッキングヒーターを組み合わせる「オール電化住宅」だ。
エコキュートは大気中の熱をヒートポンプで取り込んでお湯を沸かす。そのため電気代が安く済む。お湯を沸かすのは電力料金が安い深夜電力を使うので、経済的な料金プランが選べるのもメリットだ。
IHクッキングヒーターは“火”が出ないので安全安心の調理器具。ガスのクッカーは二酸化炭素(CO2)を排出するが、IHクッカーはCO2を出さない。そのためクッカー上部の換気システムの構造も違う。ガスクッカーの換気は、安全確保のためにCO2の排出をメインに考えて設計されるが、IHクッカーは臭いの排出をメインに据えるのが一般的だ。
オール電化住宅をZEHにする場合は、高気密高断熱性能が高いフィアスホームは、太陽光発電を組み合わせてゼロエネルギー住宅を実現する。
CASE.2:料理が好きなのでガスのクッカー&オーブンがほしい
こうした家庭にフィアスホームは、もっとも一般的な給湯&調理にガスを使う「電気・ガス併用住宅」を提案する。料理の味にこだわる家庭では、ガスクッカーの強い火力が魅力だ。もちろん大型ガスオーブンも使える。ガス給湯器ならではの給湯はお湯切れの心配もなく、床暖房との相性もいい。ただし、フィアスホームは、設置する給湯器の省エネ性能にはこだわる。
最新型家庭用ガス給湯器「エコジョーズ」
ガス給湯器におけるトレンドは、“高効率商品・環境対応型商品”へのシフトだ。なかでもガス給湯器における中核商品は、環境対応型製品の「エコジョーズ」だ。フィアスホームの「電気・ガス併用住宅」でもエコジョーズの設置を積極的に進めている。
「エコジョーズ」は、ガスの燃焼で発生する排ガスの熱を回収し、再度加熱に利用することで熱効率を高めた給湯器だ。専門用語で「潜熱回収型ガス給湯器」と呼ぶガス給湯器である。従来型のガス給湯器が捨てていた約200℃の廃熱を回収して熱効率を高めた。従来、熱効率が80%と言われていた従来のガス給湯器から、熱効率95%までアップさせ、ガス使用量を10%以上カット。同時にCO2排出量も10%以上削減する。経済的で環境にも優しいこの「エコジョーズ」を、ガス業界では、オール電化の「エコキュート」への対抗商品として位置付け、販売に注力している。補助金制度の後押しもあって、年々販売実績を拡大させている。
ガスを利用した“創エネシステム”
フィアスホームはガスを燃料としたエンジンで発電し、その際にエンジンから出た廃熱を回収利用してお湯を沸かすというシステム「エコウィルプラス」も推奨する。これなら床暖房も複数箇所で可能となり、ガス浴室乾燥機も併用できる。自立運転も可能なので、地域の停電でも、電気が使える。
フィアスホームの家づくり……満足をずっと
いつまでも健康「Long Life Wellness」
近年、頻繁に耳にするヒートショック、温度差による血圧の上昇によって循環器系の疾患が起こることで発症する。住宅内の温度差が大きいとヒートショック発生の危険性が高まるといわれる。
冬に急増する住宅内での循環器系疾患、最悪の場合死亡も
冬場、暖房の効いた部屋と冷えたままの廊下やバス、トイレとの温度差。深夜や早朝などには、布団のなかの温度差が人体に与える影響は大きい。急激な温度差は人の体にとって大きな負担となり、心臓発作や脳卒中を引き起こす「ヒートショック」の危険にさらされるのだ。
逆に夏、熱中症は住宅のなかで発生しやすい
近年、夏は地球温暖化やヒートアイランド現象によって気温が高い、いわゆる酷暑となる。その期間も長くなっている。そこで注意死体のが熱中症だ。ところで熱中症の発症は意外にも住宅内が高い割合を占めている。また高齢者の発症が約7割を占める。外気の影響を受けにくい住宅の高断熱化は、健康リスクの軽減につながるのだ。
住宅内の寒暖差を抑制して、健康を守る
隙間が多い住宅では、隙間から外気が侵入し部屋の温度を低下させる。足元が冷えるなどの不快な環境となる。気密・断熱性に優れたフィアスホームは、外気の影響を受けにくく、1日中快適な温度をキープできる。廊下やトイレでも居室と同様にあたたかく、部屋の上下間の温度差も少ないので、急激な温度変化によるヒートショックをやわらげ一年中快適に過ごせるというわけだ。
健康に配慮した低ホルムアルデヒド仕様の建材
一般的に住宅のホルムアルデヒド対策は、「ホルムアルデヒド放散量を減らす」「効率よく室内の換気を行なう」のが重要な要件となる。フィアスホームの注文住宅では、壁紙などの仕上げ材や接着剤、床材をはじめ、規制の対象となっていない柱、梁幅木なども、すべてホルムアルデヒド放散量がもっとも少ないとされる「F☆☆☆☆(エフ・フォースター)」の建材を使用する。業界トップの「シックハウス対策」を目標に、住宅内部の良好な空気環境を維持する。と、同時に居住者の健康に配慮した家づくりを進めている。
花粉やPM2.5などの汚れを持ち込まない「クリーンエントランス」
玄関の手前に設けたクリーンエントランスで手洗いを60秒行なうと、手を洗わなかった場合に対して菌の数がおよそ1000分の1に減少するといわれる。また、花粉などを落としてから玄関に入れば、自分だけでなく家族の健康も守ることにつながる。
高効率・熱交換換気システム
新築住宅に24時間換気システムの設置が義務づけられている。ただ、どんな換気システムでも、排気の歳に室内の汚れた空気と一緒に熱も排出してしまう。そこで登場するのが熱交換換気だ。フィアスホームの注文住宅が標準装備する熱交換換気は、排気の際に汚れた空気と一緒に捨てていた熱を給気時に回収して室内に戻す。熱回収により空調負荷を軽減でき、冷暖房コストを抑えるわけだ。また、冬期では冷たい外気を室温に近づけて給気するので、冷たい空気が侵入する不快感を防ぐ。
いつまでも安全な家「Long Life Safety」工法と機能性
いつまでも安全な家「Long Life Safety」
日本は地震大国ともいえる国だ。1995年以降だけをみても、1995年、10万棟以上の住宅が全壊した阪神淡路大震災、2007年の新潟県中越沖地震、記憶にも新しく、死者1万5000人以上、行方不明者2500人以上となった2011年の東日本大震災、そして2016年の熊本地震などマグニチュード6.5以上の大規模な地震が10回以上、日本のどこかで発生している。地震による住宅の被害は、本震以降に何度も押し寄せる余震で繰り返し家屋に与えるダメージが大きく影響する。繰り返し襲ってくる地震に備えた家づくりが求められる。
繰り返し襲ってくる地震への耐震性を維持できるフィアスホームの注文住宅
フィアスホームの注文住宅は、耐震+制震「粘震+eパネル」の実物大の構造体を使用し耐震実験を実施した。その結果、耐震実験1回目と実験10回目の建物の変形量の差は、耐震等級3相当の構造体では+89.2mm(28.3mm→117.5mm)に対し、フィアスホーム粘震住宅の構造体は、わずかに+3.0mm(15.2mm→18.2mm)となった。繰り返しの地震でも制震・耐震性能が維持されたことが実証された。
また、実験1回目の建物の変形量についても、耐震等級3相当の構造体では28.3mmだったものが、フィアスホーム粘震住宅の構造体では15.2mmと約1/2の値だった。地震による建物の変形量を耐震等級3相当の構造体の約1/2に低減できることが実証された。
フィアスホームの粘震構造は、耐震等級3相当の構造体と比較して、変形量が小さく、建物の揺れが収まるまでの時間も短いことが確認できた。
建物に加わる力を分散する、強くしなやかなモノコック構造
一般的な木造軸組工法の住宅は、地震の際に、柱や梁、筋交いなどに地震の揺れによる大きな負荷がかかり、住宅の構造体そのものが捻れやすい。
一方、フィアスホームは高い品質の構造材を、構造用集成材、金物接合などの強化した接合方法で、堅牢な躯体の基本を作る。その躯体の床・壁面を壁パネルなどの構造用合板などで被い、構造を一体化させモノコック構造とすることで、地震や台風に強い構造躯体としている。
建物にかかる負担を地面全体に分散して伝えるオリジナル「べた基礎」
家の基礎となる部分には、建物自体の重さを受け止めるとともに、地震・台風時に架かる瞬間的な負荷をしっかりと地面に伝えなくては、地震に耐えられる住宅にならない。フィアスホームの基礎は、建物にかかる負荷を地面全体に分散して伝える、鉄筋コンクリートオリジナル「べた基礎」だ。
フィアスホームの家づくり……満足をずっと
いつまでも安全な家「Long Life Safety」
厳格な生産管理体制でつくられる構造用集成材「エンジニアリングウッド」
フィアスホームの注文住宅は、柱や梁などの主要構造材にエンジニアリングウッド(構造用集成材)を使用する。ラミナ(ひき板)を接着により積層にすることで高い精度と強度を得た安定した品質の木材だ。
木材の内側に含まれる水分の割合を示す含水率。どの部分でもが含水率15%以下とすることで反りや割れを抑える。含水率とは、木に含まれる水分比率。木は乾燥することで強度と品質が安定する。十分に乾燥させてから建物に使用しないと割れや変形の原因となるのだ。
また、ラミナ(ひき板)の積層に使用する接着剤も剥離に強い確かな品質の物を使用している。ラミナ(ひき板)の接着に使用している接着剤は、接着強度、耐久性、耐候性において優れた性能を発揮する。JAS規格で定められた「煮沸剥離試験」「浸漬剥離試験」「減圧加圧試験」などの試験に合格した材料を使用している。
接合部の剛性をアップさせた独自のテクスター金物
従来の接合部は、構造材と構造材をはめ込むために、複雑な加工を施していた。この複雑な加工によって、構造材は大きく削り落とされ強度低下をまねく一因ともなっていたのだ。フィアスホームの注文住宅は、テクノスター金物による接合するため、スリットと呼ばれるシンプルなプレカット処理なので、大きな断面欠損はなく、木本来の強さを発揮することができる。
接合強度の比較実験を行なった結果、せん断耐力で約1.4倍、引抜き耐力で約2.1倍の接合強度があることが証明された。
フィアスホームの注文住宅は、建てたときの強度をいつまでも維持する。テクノスター金物の耐用年数をアップさせるために、表面に溶融亜鉛系メッキ、リン酸亜鉛被膜、いちばん外側に自動車の防錆技術として開発されたカチオン電着塗装を採用した3層の加工を施した結果、サイクル腐食試験機の試験でアイフルホームのテクノスター金物は、110年以上の耐用年数があることが証明されている。
建物の剛性を高める「剛性床」
水平面(床面)の剛性が低いと、地震や台風などの大きな外力を受け止められず、建物が変形する大きな要因となる。フィアスホームでは、1階・2階の床(土台や床梁など)に構造用合板を直接打ち付けて一体化することで、ねじれや揺れに強い構造とした。
施工品質のばらつきを抑える施工方法
従来、柱・梁の接合部は「ほぞ加工」を職人の技術によって行なわれていた。フィアスホームの注文住宅では、工場でプレカットされた構造材に接合金物を使用することで一定の品質で構造躯体を接合することができる。従来のように職人のスキルによる品質のバラツキが発生しないシステムで住宅を建てる。
フィアスホームの家づくり……満足をずっと
いつまでもかしこい家「Long Life Safety」
建物が資産となる時代へむけて
2008年、政府による長期優良住宅普及促進法案が国会で議決された。これにより長期にわたり使用可能な質の高い住宅を建築する施策が講じられるようになった。
そして近年、こうした優良な住宅や既存住宅の耐震化、断熱化などのリフォーム工事を行った住宅に対する建物評価の改善・検討が始まり、欧米のように建物に投資した金額と市場の評価金額が、ほぼ等しい社会を目指している。本格的に中古住宅の建物評価手法の改善・検討がスタートしたといえる。
具体的には、既存住宅の検査手法の確立、つまりインスペクションの普及。また、住宅の経年変化を一律に評価してきたこれまでの制度の見直しを図る、アプレイザルの確立。リフォームなどによる改修で、住宅の品質向上を建築評価に反映するための仕組みをつくる。そして、中古住宅を対象とした金融商品の投入が挙げられている。
こうした政策・取り組みによって今後、住宅の資産価値はメンテナンスの状態、つまり住宅性能や品質の維持や機能価値で評価される時代がやって来る。
フィアスホームの取り組み、まず基礎の長寿命化
フィアスホームは住宅の資産価値を維持するため、さまざまな施策をラインアップする。まず、高耐久性の基礎仕上げ塗装の「Fコート」で、基礎の美観を長持ちさせる。弾性タイプの塗装なので、コンクリートの表面のひびわれ(ヘアークラック)などを保護できる。さらに、非吸水塗膜によって、コンクリート内部への水の侵入を防ぎ、コンクリートの耐久性を向上させる。
壁体内結露を抑え、住宅の耐久性を高める「通気層」
外からは見えない壁体内の結露は構造体の劣化を招き、建物の耐久性に重大な影響をおよぼすことは、よく知られている。フィアスホームの注文住宅の壁は、湿気に強い樹脂系断熱材により湿気の滞留を防ぎ、さらに外装材の内側に設けた通気層で浸入した湿気を外に逃がす構造となっている。
耐久性の高い「鋼製束」
フィアスホームの注文住宅では、1階の床を支える梁(大引)に、従来の木製の束に比べ耐久性が高く、品質のばらつきが生じにくい鋼製束を標準で採用している。
点検・補修を要するところはメンテナンス性を高める
床下に設置した回転式のヘッダー(集中分岐継手)から各水栓まで、分岐することなく専用配管で接続するヘッダー工法を採用。水漏れのリスクを大幅に軽減し、埋没部がないため、点検や補修などのメンテナンス性に優れたシステムだ。
フィアスホームの家づくり……満足をずっと
いつまでも理想の家「Long Life Partner」
フィアスホーム・ベストメンテナンスプラン(BMP)」システム
見た目ではわかりにくい住まいの本当の性能を、ユーザーにわかりやすく表示すること。価値ある資産としての住まいを、末永く安心して住んでいただくこと。優れた性能を達成し、きちんと伝えること。そして、入居後もきめ細かな対応を行なうこと。それがフィアスホームのこだわりだという。大切な建物を引き渡しまで綿密な調査・検査を行ない安全・安心の暮らしを届ける。
地盤調査&地盤20年保証
何の問題も無いように見える土地でも、地盤の軟弱な場合があるものだ。不用意に家を建ててしまうと、建物が傾斜するなど、思わぬ事態を招くこととなる。フィアスホームでは、建築予定地の地盤を調査し、最適な基礎仕様を提案する。
地盤の状態をより詳しく調査できるスクリュードライバーサウンディング試験による地盤調査を実施し、仮に住宅が完成後に地盤が沈下し住宅が傾くなどの事故が起きた場合、最大5000万円の補修費用を補償する。
現場検査&自主検査
階数3以下の瑕疵保険対象住宅では、国土交通大臣指定の住宅瑕疵担保責任保険法人による現場検査が必須で2回行なわれる。フィアスホームでは、雨漏れの要因となる重要な部分の現場検査を加え、国土交通大臣指定の保険法人である日本住宅保証検査機構(JIO)による現場検査をすべての新築住宅で、合計3回実施する。
瑕疵保証において、長期間にわたり性能を保てる住宅かどうか、着工から引き渡しまでの間、フィアスホーム加盟店が独自で行なう品質検査(200項目以上)を厳しく実施し、さらなる安心の住まいを届ける。
フィアスホームの家づくり……満足をずっと
いつまでも暮らしやすく「Long Life Design」
安心の住まいづくりをサポートするフランチャイズ・システム
フィアスホームは、地域に密着した地場ビルダーとしての「ユーザーへのきめ細かい対応」。そして、全国規模のハウスメーカーの「デザイン」「品質」「信頼」。それぞれのメリットを備えたフランチャイズ・システムで、安心の住まいづくりを提案している。
住宅づくりに必要な膨大な部品や構造材、ビス1本にいたるまですべての一元管理が行なえるハウスメーカーと地域の特徴をよく把握している地元の工房や建築会社。それぞれのメリットを併せ持つフランチャイズ・システムを全国展開しているのが強みといえる。
直接契約・責任施工、短工期、豊富な商品ラインナップ
また、フィアスホームのフランチャイズ加盟店は、施主の住まいへの要望を直接ヒアリングしてプランを提案。施工も自社責任のもとで行ない、完成後のメンテナンスにもきめ細かく対応する。つまり、代理店が介入しない直接契約で、責任施工が大きなメリットを生む。
住宅を建築するうえで、その作業工程を細かく分析し、徹底的な合理化を追求するのがフィアスホームの基本。先進のパネル工法で短工期を実現。その結果、コストも大幅に削減でき、施主の経済的・精神的負担を軽減する。
また、フィアスホームは、社会・環境問題を捉えながら、デザイン性に富んだ幅広い商品を提案している。フィアスホームは、「住宅は長く住み継がれるべきだ」との考えのもと、安心して快適な生活を実現するために、技術の粋を集めた住宅づくりを目指す。フィアスホームは、建築現場の進捗状況をWebサイト上で公開する「FC NAVI」を展開する。住まいと施工現場が離れていても日々工事の状況確認ができる。
LIXILグループの総合力が住まいづくりをサポートする
フィアスホーム・フランチャイズチェーンを運営するLIXIL住宅研究所は、LIXILグループの一員だ。LIXILグループは株式会社LIXILを中核として、世界30カ国以上の国と地域で、住宅ならびにビルの建材・設備機器の製造と販売、ホームセンターや住宅建設フランチャイズの展開など、幅広い住生活関連領域で事業を行なっている。
LIXIL住宅研究所は近年、問題解決が急務となっている地球温暖化問題や環境問題、資源エネルギー問題、廃棄物対策、少子高齢化社会の進行など「8つの社会問題」や「住生活生涯コスト」などへの取り組みを積極化している。
将来の低成長・成熟社会において課題に対して近未来のあるべき「住まい」を考察、コンセプトホームというカタチで、実証実験を繰り返している。
次世代レジリエンス住宅
そのひとつの回答が、ホンダと協働で開発した災害に強い「レジリエンスホームの構築」だ。燃料電池自動車と太陽光発電やコージェネシステムを装備した家が街の小さなコミュニティのエネルギー源となる日もちかい。
フィアスホームのLong Life Ecologyと省エネ・創エネ
省エネ、創エネは今や国が政策を施工するまでになりました。
いつまでもやさしく「Long Life Ecology」──家で電気をつくる“創エネ”
フィアスホームの注文住宅は、再生可能なエネルギーを活用する多彩なシステム提案と設置技術を蓄積している。一般的な「太陽光発電システム」に加えて、「ガスエンジンによるコージェネシステム」「オール電化住宅システム+エコキュート」などをラインアップする。さらに同社独自の「地中熱利用システム」のようなオリジナル省エネシステムもある。
メリットが多い太陽光発電システム
太陽光発電システムを設置することで光熱費をらくらく節約。発電して余った電気は電力会社へ自動的に売却できる。
太陽光発電メリットは、「光熱費を削減できる」「売電できる(固定価格買取制度/2016年度経済産業省:31~33円/kWh)」「クリーンエネルギーを創エネする」「無尽蔵なエネルギー」といったことが挙げられる。
太陽光発電システムの仕組み
太陽光発電システムで必須となるのが太陽光パネル(太陽電池)だ。太陽電池は太陽光(エネルギー)を吸収して直接電気に変えるエネルギー変換器。このパネルに光が当たると日射強度に比例して発電することができる。
一般家庭に太陽光発電システムを導入する場合、おおむね4kWの出力が得られる設計となることが多い。太陽光パネルがつくる電気は直流なので、交流100Vに変換するための装置「パワーコンディショナー」がシステム上でこれも必須だ。いわゆる大きなインバータである。また、太陽光発電システムは、太陽電池モジュール、パワーコンディショナーのほかに、分電盤、各種計測機器などが使用される。
住宅用太陽光発電の基準はJET(財団法人電気安全環境研究所)によって定められている。ここで太陽光発電システム保証は、「10年間の機器保証」が義務づけられている。
「エコウィル」ガスエンジン・コージェネレーションシステム
都市ガスなどでエンジンを動かして発電する戸建て向け家庭用コージェネレーションシステム。エンジンのシリンダー内でガスが燃焼する際の廃熱でお湯を沸かす。給湯だけでなく、お湯をつかった床暖房などにも使える。エネファームも同じだが、地域で停電が発生しても自立運転&発電ができるので、無停電装置ともいえる。
「エコキュート」高効率電気給湯器
フィアスホーム一押しの給湯システム。電気式給湯器のひとつで、最新のメカニズムが搭載された給湯器だ。正式名称は「自然冷媒ヒートポンプ給湯機」で、空気の熱を利用してお湯を沸かす。冷媒にフロンではなく空気中の二酸化炭素を活用する。2001年に登場したシステムで、これも電気代が安い深夜の稼働でお湯を沸かして貯湯するタイプ。エコキュートは関西電力の商標で、各電力会社や給湯器メーカーに供与して使っている。
フィアスホームの家づくり……満足をずっと
「Long Life Ecology」──ライフスタイルに合った“省エネ”“創エネ”
CASE.1:共稼ぎで日中は留守。光熱費を抑えた住宅には
フィアスホームは、共稼ぎなどで日中外出が多い家庭で、ゼロエネルギー住宅(ZEH)を希望される家庭に積極的に勧めるのが、夜間の安い電力でお湯を沸かす経済的で省エネ効果の高いエコキュートとIHクッキングヒーターを組み合わせる「オール電化住宅」だ。
エコキュートは大気中の熱をヒートポンプで取り込んでお湯を沸かす。そのため電気代が安く済む。お湯を沸かすのは電力料金が安い深夜電力を使うので、経済的な料金プランが選べるのもメリットだ。
IHクッキングヒーターは“火”が出ないので安全安心の調理器具。ガスのクッカーは二酸化炭素(CO2)を排出するが、IHクッカーはCO2を出さない。そのためクッカー上部の換気システムの構造も違う。ガスクッカーの換気は、安全確保のためにCO2の排出をメインに考えて設計されるが、IHクッカーは臭いの排出をメインに据えるのが一般的だ。
オール電化住宅をZEHにする場合は、高気密高断熱性能が高いフィアスホームは、太陽光発電を組み合わせてゼロエネルギー住宅を実現する。
CASE.2:料理が好きなのでガスのクッカー&オーブンがほしい
こうした家庭にフィアスホームは、もっとも一般的な給湯&調理にガスを使う「電気・ガス併用住宅」を提案する。料理の味にこだわる家庭では、ガスクッカーの強い火力が魅力だ。もちろん大型ガスオーブンも使える。ガス給湯器ならではの給湯はお湯切れの心配もなく、床暖房との相性もいい。ただし、フィアスホームは、設置する給湯器の省エネ性能にはこだわる。
最新型家庭用ガス給湯器「エコジョーズ」
ガス給湯器におけるトレンドは、“高効率商品・環境対応型商品”へのシフトだ。なかでもガス給湯器における中核商品は、環境対応型製品の「エコジョーズ」だ。フィアスホームの「電気・ガス併用住宅」でもエコジョーズの設置を積極的に進めている。
「エコジョーズ」は、ガスの燃焼で発生する排ガスの熱を回収し、再度加熱に利用することで熱効率を高めた給湯器だ。専門用語で「潜熱回収型ガス給湯器」と呼ぶガス給湯器である。従来型のガス給湯器が捨てていた約200℃の廃熱を回収して熱効率を高めた。従来、熱効率が80%と言われていた従来のガス給湯器から、熱効率95%までアップさせ、ガス使用量を10%以上カット。同時にCO2排出量も10%以上削減する。経済的で環境にも優しいこの「エコジョーズ」を、ガス業界では、オール電化の「エコキュート」への対抗商品として位置付け、販売に注力している。補助金制度の後押しもあって、年々販売実績を拡大させている。
ガスを利用した“創エネシステム”
フィアスホームはガスを燃料としたエンジンで発電し、その際にエンジンから出た廃熱を回収利用してお湯を沸かすというシステム「エコウィルプラス」も推奨する。これなら床暖房も複数箇所で可能となり、ガス浴室乾燥機も併用できる。自立運転も可能なので、地域の停電でも、電気が使える。
フィアスホームの家づくり……満足をずっと
いつまでも健康「Long Life Wellness」
近年、頻繁に耳にするヒートショック、温度差による血圧の上昇によって循環器系の疾患が起こることで発症する。住宅内の温度差が大きいとヒートショック発生の危険性が高まるといわれる。
冬に急増する住宅内での循環器系疾患、最悪の場合死亡も
冬場、暖房の効いた部屋と冷えたままの廊下やバス、トイレとの温度差。深夜や早朝などには、布団のなかの温度差が人体に与える影響は大きい。急激な温度差は人の体にとって大きな負担となり、心臓発作や脳卒中を引き起こす「ヒートショック」の危険にさらされるのだ。
逆に夏、熱中症は住宅のなかで発生しやすい
近年、夏は地球温暖化やヒートアイランド現象によって気温が高い、いわゆる酷暑となる。その期間も長くなっている。そこで注意死体のが熱中症だ。ところで熱中症の発症は意外にも住宅内が高い割合を占めている。また高齢者の発症が約7割を占める。外気の影響を受けにくい住宅の高断熱化は、健康リスクの軽減につながるのだ。
住宅内の寒暖差を抑制して、健康を守る
隙間が多い住宅では、隙間から外気が侵入し部屋の温度を低下させる。足元が冷えるなどの不快な環境となる。気密・断熱性に優れたフィアスホームは、外気の影響を受けにくく、1日中快適な温度をキープできる。廊下やトイレでも居室と同様にあたたかく、部屋の上下間の温度差も少ないので、急激な温度変化によるヒートショックをやわらげ一年中快適に過ごせるというわけだ。
健康に配慮した低ホルムアルデヒド仕様の建材
一般的に住宅のホルムアルデヒド対策は、「ホルムアルデヒド放散量を減らす」「効率よく室内の換気を行なう」のが重要な要件となる。フィアスホームの注文住宅では、壁紙などの仕上げ材や接着剤、床材をはじめ、規制の対象となっていない柱、梁幅木なども、すべてホルムアルデヒド放散量がもっとも少ないとされる「F☆☆☆☆(エフ・フォースター)」の建材を使用する。業界トップの「シックハウス対策」を目標に、住宅内部の良好な空気環境を維持する。と、同時に居住者の健康に配慮した家づくりを進めている。
花粉やPM2.5などの汚れを持ち込まない「クリーンエントランス」
玄関の手前に設けたクリーンエントランスで手洗いを60秒行なうと、手を洗わなかった場合に対して菌の数がおよそ1000分の1に減少するといわれる。また、花粉などを落としてから玄関に入れば、自分だけでなく家族の健康も守ることにつながる。
高効率・熱交換換気システム
新築住宅に24時間換気システムの設置が義務づけられている。ただ、どんな換気システムでも、排気の歳に室内の汚れた空気と一緒に熱も排出してしまう。そこで登場するのが熱交換換気だ。フィアスホームの注文住宅が標準装備する熱交換換気は、排気の際に汚れた空気と一緒に捨てていた熱を給気時に回収して室内に戻す。熱回収により空調負荷を軽減でき、冷暖房コストを抑えるわけだ。また、冬期では冷たい外気を室温に近づけて給気するので、冷たい空気が侵入する不快感を防ぐ。
いつまでも安全な家「Long Life Safety」
日本は地震大国ともいえる国だ。1995年以降だけをみても、1995年、10万棟以上の住宅が全壊した阪神淡路大震災、2007年の新潟県中越沖地震、記憶にも新しく、死者1万5000人以上、行方不明者2500人以上となった2011年の東日本大震災、そして2016年の熊本地震などマグニチュード6.5以上の大規模な地震が10回以上、日本のどこかで発生している。地震による住宅の被害は、本震以降に何度も押し寄せる余震で繰り返し家屋に与えるダメージが大きく影響する。繰り返し襲ってくる地震に備えた家づくりが求められる。
繰り返し襲ってくる地震への耐震性を維持できるフィアスホームの注文住宅
フィアスホームの注文住宅は、耐震+制震「粘震+eパネル」の実物大の構造体を使用し耐震実験を実施した。その結果、耐震実験1回目と実験10回目の建物の変形量の差は、耐震等級3相当の構造体では+89.2mm(28.3mm→117.5mm)に対し、フィアスホーム粘震住宅の構造体は、わずかに+3.0mm(15.2mm→18.2mm)となった。繰り返しの地震でも制震・耐震性能が維持されたことが実証された。
また、実験1回目の建物の変形量についても、耐震等級3相当の構造体では28.3mmだったものが、フィアスホーム粘震住宅の構造体では15.2mmと約1/2の値だった。地震による建物の変形量を耐震等級3相当の構造体の約1/2に低減できることが実証された。
フィアスホームの粘震構造は、耐震等級3相当の構造体と比較して、変形量が小さく、建物の揺れが収まるまでの時間も短いことが確認できた。
建物に加わる力を分散する、強くしなやかなモノコック構造
一般的な木造軸組工法の住宅は、地震の際に、柱や梁、筋交いなどに地震の揺れによる大きな負荷がかかり、住宅の構造体そのものが捻れやすい。
一方、フィアスホームは高い品質の構造材を、構造用集成材、金物接合などの強化した接合方法で、堅牢な躯体の基本を作る。その躯体の床・壁面を壁パネルなどの構造用合板などで被い、構造を一体化させモノコック構造とすることで、地震や台風に強い構造躯体としている。
建物にかかる負担を地面全体に分散して伝えるオリジナル「べた基礎」
家の基礎となる部分には、建物自体の重さを受け止めるとともに、地震・台風時に架かる瞬間的な負荷をしっかりと地面に伝えなくては、地震に耐えられる住宅にならない。フィアスホームの基礎は、建物にかかる負荷を地面全体に分散して伝える、鉄筋コンクリートオリジナル「べた基礎」だ。
フィアスホームの家づくり……満足をずっと
いつまでも安全な家「Long Life Safety」
厳格な生産管理体制でつくられる構造用集成材「エンジニアリングウッド」
フィアスホームの注文住宅は、柱や梁などの主要構造材にエンジニアリングウッド(構造用集成材)を使用する。ラミナ(ひき板)を接着により積層にすることで高い精度と強度を得た安定した品質の木材だ。
木材の内側に含まれる水分の割合を示す含水率。どの部分でもが含水率15%以下とすることで反りや割れを抑える。含水率とは、木に含まれる水分比率。木は乾燥することで強度と品質が安定する。十分に乾燥させてから建物に使用しないと割れや変形の原因となるのだ。
また、ラミナ(ひき板)の積層に使用する接着剤も剥離に強い確かな品質の物を使用している。ラミナ(ひき板)の接着に使用している接着剤は、接着強度、耐久性、耐候性において優れた性能を発揮する。JAS規格で定められた「煮沸剥離試験」「浸漬剥離試験」「減圧加圧試験」などの試験に合格した材料を使用している。
接合部の剛性をアップさせた独自のテクスター金物
従来の接合部は、構造材と構造材をはめ込むために、複雑な加工を施していた。この複雑な加工によって、構造材は大きく削り落とされ強度低下をまねく一因ともなっていたのだ。フィアスホームの注文住宅は、テクノスター金物による接合するため、スリットと呼ばれるシンプルなプレカット処理なので、大きな断面欠損はなく、木本来の強さを発揮することができる。
接合強度の比較実験を行なった結果、せん断耐力で約1.4倍、引抜き耐力で約2.1倍の接合強度があることが証明された。
フィアスホームの注文住宅は、建てたときの強度をいつまでも維持する。テクノスター金物の耐用年数をアップさせるために、表面に溶融亜鉛系メッキ、リン酸亜鉛被膜、いちばん外側に自動車の防錆技術として開発されたカチオン電着塗装を採用した3層の加工を施した結果、サイクル腐食試験機の試験でアイフルホームのテクノスター金物は、110年以上の耐用年数があることが証明されている。
建物の剛性を高める「剛性床」
水平面(床面)の剛性が低いと、地震や台風などの大きな外力を受け止められず、建物が変形する大きな要因となる。フィアスホームでは、1階・2階の床(土台や床梁など)に構造用合板を直接打ち付けて一体化することで、ねじれや揺れに強い構造とした。
施工品質のばらつきを抑える施工方法
従来、柱・梁の接合部は「ほぞ加工」を職人の技術によって行なわれていた。フィアスホームの注文住宅では、工場でプレカットされた構造材に接合金物を使用することで一定の品質で構造躯体を接合することができる。従来のように職人のスキルによる品質のバラツキが発生しないシステムで住宅を建てる。
フィアスホームの家づくり……満足をずっと
いつまでもかしこい家「Long Life Safety」
建物が資産となる時代へむけて
2008年、政府による長期優良住宅普及促進法案が国会で議決された。これにより長期にわたり使用可能な質の高い住宅を建築する施策が講じられるようになった。
そして近年、こうした優良な住宅や既存住宅の耐震化、断熱化などのリフォーム工事を行った住宅に対する建物評価の改善・検討が始まり、欧米のように建物に投資した金額と市場の評価金額が、ほぼ等しい社会を目指している。本格的に中古住宅の建物評価手法の改善・検討がスタートしたといえる。
具体的には、既存住宅の検査手法の確立、つまりインスペクションの普及。また、住宅の経年変化を一律に評価してきたこれまでの制度の見直しを図る、アプレイザルの確立。リフォームなどによる改修で、住宅の品質向上を建築評価に反映するための仕組みをつくる。そして、中古住宅を対象とした金融商品の投入が挙げられている。
こうした政策・取り組みによって今後、住宅の資産価値はメンテナンスの状態、つまり住宅性能や品質の維持や機能価値で評価される時代がやって来る。
フィアスホームの取り組み、まず基礎の長寿命化
フィアスホームは住宅の資産価値を維持するため、さまざまな施策をラインアップする。まず、高耐久性の基礎仕上げ塗装の「Fコート」で、基礎の美観を長持ちさせる。弾性タイプの塗装なので、コンクリートの表面のひびわれ(ヘアークラック)などを保護できる。さらに、非吸水塗膜によって、コンクリート内部への水の侵入を防ぎ、コンクリートの耐久性を向上させる。
壁体内結露を抑え、住宅の耐久性を高める「通気層」
外からは見えない壁体内の結露は構造体の劣化を招き、建物の耐久性に重大な影響をおよぼすことは、よく知られている。フィアスホームの注文住宅の壁は、湿気に強い樹脂系断熱材により湿気の滞留を防ぎ、さらに外装材の内側に設けた通気層で浸入した湿気を外に逃がす構造となっている。
耐久性の高い「鋼製束」
フィアスホームの注文住宅では、1階の床を支える梁(大引)に、従来の木製の束に比べ耐久性が高く、品質のばらつきが生じにくい鋼製束を標準で採用している。
点検・補修を要するところはメンテナンス性を高める
床下に設置した回転式のヘッダー(集中分岐継手)から各水栓まで、分岐することなく専用配管で接続するヘッダー工法を採用。水漏れのリスクを大幅に軽減し、埋没部がないため、点検や補修などのメンテナンス性に優れたシステムだ。