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ヤマダ・エスバイエルホームの特徴は?

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木にこだわるヤマダ・エスバイエルホーム

お家つくりでは高い確率で使われています。
木には多くのメリットが隠れています。

  • 人、環境に良い
  • 長持ちする
  • 加工しやすい

などが考えられます。

ヤマダ・エスバイエルホームが、木にこだわり続ける理由とは

 ハウスメーカー、ヤマダ・エスバイエルホームが、木造住宅にこだわり続ける理由は、建築素材としての「木」に、さまざまなメリットがあるからだという。人に優しく環境にも優しい再生可能な自然素材であること。優れた圧縮・引っ張り・曲げ強度をバランス良く備えており、その重量あたりの強さを比較すると、コンクリートや鉄をしのぐ。さらに、建立後1300年以上を経ても、なお堅牢な奈良・法隆寺のように、1000年経っても新木と同じ強さを発揮する。
 住まいは、人の生涯を見守り育む場所。だからこそ、ヤマダ・エスバイエルホームは、「木にこだわり、木が持つ優しさや強さを活かして、より快適で安全な住まいづくりを追求している」という。

 

木の住まいづくりは地球温暖化を防止する

 木は、CO2を吸収し炭素化合物として内部に固定化して成長する。これは木だけに限らず、植物全般にいえることだが、自然界にあって「CO2の固定化」「炭酸同化」と呼ばれる作用を持っているのだ。この作用が大気中のCO2を削減し地球温暖化を防止する役割を果たす。
 経済産業省によれば、従来から地球温暖化対策として、CO2 をはじめとする温室効果ガス排出を抑制する取り組みが行なわれている。しかし、大気中の CO2 濃度は上昇を続けており、地球温暖化を緩和・抑止し持続可能な社会を構築するためには、CO2 の固定化に関する技術開発を推進する必要があるとしている。
 樹木はこの固定化を自然に育つなかで達成する優れた環境保護対策物なのである。樹木は成長する段階で、CO2をどんどん吸収するが、その能力がほとんどなくなる樹齢50年位で伐採し、新たな植林を実施することが有効だとされる。固定化されたCO2は、伐採されて木材(建材)になっても変わらず、燃焼しない限りCO2を大気中に放出することはない。木の住まいづくりを推進すること、それ自体がひとつの環境保護対策なのだ。

 

木材はほかの住宅用建材に較べて、圧倒的に環境に優しい

 木は建築用製材にするまでの生産段階においてもCO2排出量が少ない素材だ。逆に金属は生産するために大量の電力や熱を必要とする。鉄は木材の約5倍、アルミは約40倍のCO2を排出するといわれる。
 木材・樹脂・金属・窯業製品など部材ごとに生産段階でのCO2排出量を比較すると、木の住まいは、同面積の軽量鉄骨の住まいと比べて2/3しか排出しないことが分かってきた。
 ヤマダ・エスバイエルホームでは、管理型森林計画によって森林サイクルを維持している広大な自社林を所有する世界有数の木材メーカー、アメリカのウェアハウザー社と提携。同社は安定した資材調達とともに植林・樹木の管理や、野生動物の生息環境保護にも配慮し、豊かな森林資源の保全と高品質な木材生産の両立を進めている木材メーカーだ。

 

高性能な住まいづくりのために素材にこだわる

 

最高級品質グレードである「J-GRADE材」を使用する

 ヤマダ・エスバイエルホームの注文住宅において、住まいの躯体として建物を支える役割を果たしているのが「木質接着パネル」だ。その枠材には、北米で製材される2×4用材25本あたり1本しか取れない最も上質な「J-GRADE材」を使用する。木質パネルが安定した高品質を保てる理由は、この素材へのこだわりがあるからだ。
 また、構造用集成材は、米国最大級の木材会社ウェアーハウザー社とsが共同開発した「PDDM集成材」だ。これは、コンピュータによる強度測定を実施した「MSR材」を確率論に基づいた設計法(PDDM)によって最適に組み合わせた高性能構造材だ。強度のバラツキは5%以下とされている。

 

カナダ産の高品質建材を厳選して使用する

 優れた強度を持った高品質木材を厳選して直輸入する。輸入元は、生態系に配慮した木材調達を評価する「森林認証」取得の提携企業だ。森林サイクル維持と高品質木材の安定生産を両立させる管理型森林計画で伐採された木材から、高強度・高品質のものを厳選して直輸入。生産から輸入まで一貫して品質管理を実施している。
 JAS基準を上回る厳しい自主検査で、壁パネルに使う木材を14項目にわたってチェックする。厳しい品質管理下で輸入された木材は、さらに工場内で「抜き取り」ではなく「全品」検査にかけられる。とくに壁パネルの枠材に使用する木材はMSR検査(非破壊検査)を含む14種の検査で、JAS基準を上回る厳しい検査を実施。精密機械と高いスキルを持つ検査員の目、二重三重の検査工程で高品質材を厳選する。

 

万全の湿気対策で輸入搬入し、木材の乾燥状態を維持管理する

 木材は含水率が高くなるほど強度が低下する。加えて含水率が高ければ、木を腐らせる腐朽菌が繁殖しやすくもなる。
 ヤマダ・エスバイエルホームは、注文住宅建設に用いる木材の“含水率19%以下”を徹底することで、木の強さと耐久性を向上させます。
 厳しい基準をクリアした含水率19%以下のキルンドライ材を、気密性の高いコンテナで外気に触れないように輸入・輸送。倉庫への搬入・搬出や保管も雨を避ける上屋のある場所で実施。万全の湿気対策で木材の乾燥した状態を守る。
 工場に搬入された木材が含水率19%以下を維持できているかを、マイクロ波透過式含水計で再チェック。建築後も独自の壁内換気システムで乾燥状態を保ち続けることで「ずっと強い」住まいを実現する。

 

 

高剛性を発揮するオリジナル木質接着パネル

1枚のパネルで普通乗用車9台相当分の最大荷重を支える

 ヤマダ・エスバイエルホームの注文住宅は「ストレストスキンパネル」と呼ばれる独自の木質接着パネルが住宅構造の基本となっている。枠材と合板を接着一体化することで得られるフランジ効果により、縦方向や横方向からの荷重に対し強い耐力を発揮するのだ。木質接着パネルに垂直に、荷重をかける「偏心圧縮試験」で強度を測定。その結果、垂直荷重最大で94.1kN(9.6t)に耐えることが実証された。1枚のパネルで普通乗用車9台分を支えるこの強さが住まいをしっかり支える。

 

 「ストレストスキンパネル」は、自転車の車輪が細いスポークによって力を分散して支えているように、構造用合板の面全体が、枠組みをあらゆる角度から引っ張り、面全体で外力を分散し抵抗する。こうした働きを「ストレストスキン効果」といい、ヤマダ・エスバイエルホームの木質接着パネルはこれによって強い剛性を発揮する。パネルはすべて工場で接着一体化している。釘打ちが「点」で接合するのに対し、「面」によって接合されるため一体性が高まりストレストスキン効果も一層向上するわけだ。

 

 脚部が薄い合板でできた椅子は、脚が支える力が小さく途中で曲がってしまう。合板をL字型にすると支える力は何倍にもなりしっかり椅子を支える。これが「フランジ効果」だ。ヤマダ・エスバイエルホームの木質接着パネルはこのフランジ効果が最大限に発揮される構造だ。
 また、木質接着パネルは、阪神・淡路大震災レベルの地震による荷重をかけた「面内せん断試験」でわずか2.45cmしか変形しない高い剛性を実証した。しかも、荷重を開放すると自律復元する粘り強さも確認されている。
 加えて、パネルに対する横方向からの荷重に対する実験では、木質接着パネルが“面”全体で抵抗することで、一般的な釘打ちパネルに較べて約1.3倍の強さを持っていることが確認されている。

 

100mm四方で釘23本と同等の強度がある

 ヤマダ・エスバイエルホームの木質接着パネルには飛行機やスペースシャトルと同じ面接合が採用されています。木質パネルの桟材と合板の接着力は、100×100mm四方の接着面積で約4100kg。2×4工法に使用する釘(CN50)の接着力(せん断力)は180kg/本なので、釘打ち23本に相当する強度があるというわけだ。また、木材に集中した密度で釘打ちをすると、繊維方向に割れが発生し、狙った強度が得られない場合が多い。接着構造の方が強いパネルをつくることができるのである。
 木質接着パネルの枠を構成する桟材と合板の接合に用いる接着剤は、「水性高分子イソシアネート」だ。これは現在最も長い耐久性が実証されている高性能接着剤と同等の性能、100年の耐久性が示されている。

ヤマダ・エスバイエルホームの構造と耐震性・耐風性・耐火性

ヤマダ・エスバイエルホームでは独自の工法を取り入れています。
長いお付き合いになるかもしれない、あなたの為に研究、提供されています。

強固な六面体の構造が抜群の強度を持つS×L構法

 ヤマダ・エスバイエルホームの注文住宅では、独自の「S×L構法」による抜群の強度が自慢だ。これは、在来木造住宅のように、柱や梁などの「点」や「線」で住宅を構成するのではなく、高精度・高強度の木質接着パネルで床と壁を一体化して建物全体を強固な六面体の「箱」にしていく建築工法だからだ。身近なもので例えるなら、ちょうど頑丈な一升マスのような構造。地震や台風など外部からの強い力も、高強度パネルによって面全体でバランスよく受け止め、衝撃をすみやかに基礎から地盤へと逃がします。
 木質接着パネルは一邸ごとの設計プランに合わせて自社工場で生産する。ハイレベルの住宅品質を確保するため、構造部材は品質管理優良工場で一貫生産する。全社的な品質管理、社員の品質管理教育の徹底、品質管理診断の実施など、さまざまな規定をクリアしている。
 また、パネルの寸法精度は、縦×横はそれぞれ1mm。対角誤差4mm以下に抑える。現場ではそれを組み立てるだけで制度の高い建物とすることができるのだ。

 

面が支える木質接着パネル構法は、捻れにも強い

 ヤマダ・エスバイエルホームの注文住宅は、高精度で高強度の木質接着パネルを使い、四面の壁と1-2階の床(ダイヤフラム水平構面)を一体化させることで、建物全体を強固な「箱」にしていく六面体構造だ。面全体で応力を分散するため、水平・垂直方向の力はもちろん、捻れにもその強さを発揮する。地震や台風など外部からの強い力も、建物全体でバランスよく受け止める。

 

建物を強固に一体化する、オリジナルジョイント金物

 地震や台風などの災害で、外から強い力がかかった場合、もっとも影響を受けやすいのは構造体接合部だ。ヤマダ・エスバイエルホームの注文住宅では、建物の躯体を接合する部分には、独自開発のジョイント金物を採用している。土台とパネル、土台と基礎も緊結するなど、基礎・土台・建物を強固に一体化させて外力にしっかりと抵抗する。

 

住宅の施工品質を高める片面パネル工法

 ヤマダ・エスバイエルホームの注文住宅の基本構造を支える高精度で高強度の木質接着パネルだが、片面が開いている片面パネルであるため、釘打ちやボルト締めなどを正確かつ簡単に施工できるメリットがある。仕上がりも目で確認できるため、接合部分に強度のバラツキがなく、施工品質を高めることができるのだ。また、屋根を葺いてから断熱材を充填することができるので、断熱材を濡らすこともなく「壁内換気システム」の工事もスムーズに行なえる。

 

防腐・防蟻対策も万全、さまざまな耐久処理

 住宅の床下地面からは、常におびただしい量の湿気が立ち昇ってきる。この湿気が木材の含水率を高め、耐久性を低下させる大きな原因となる。また、木造住宅の大敵である白蟻も、湿気によるじめじめした環境を好むといわれる。ヤマダ・エスバイエルホームでは、基礎工事にあたって、あらかじめ防湿対策を行ない、さらに土台には防腐処理した木材を使用し腐朽菌などの生息を防止するなど、住まいの随所に万全の耐久処理を施している。

 

建物をバランス良く支え、不同沈下に強い「MS基礎」

軟弱地盤であっても基礎剛性を高める「MS基礎」

 ヤマダ・エスバイエルホームの注文住宅の基礎工事は、まず軟弱地盤を掘削した土に地盤改良材を混入して埋め戻し、地中壁(スタビライザー)を構築する。不同沈下の原因となる土の移動を抑えるわけだ。その上に鉄筋を交互に配筋してコンクリートを打設し耐圧盤をつくる。「MS基礎」は、地中壁と耐圧盤の相乗効果で建物をしっかりと守る基礎工補強法だ。
 MS基礎の大きな特徴は、耐圧盤により高い剛性を発揮すること。地中壁と耐圧盤の相乗効果で地震などから建物の損壊を最小限に抑止することにある。加えて、残土・残材が少なく環境にやさしい工法で、防蟻効果、防湿効果に優れていることが挙げられる。

 

家全体の重量をバランス良く支える「連続布基礎」

 立ち上がり幅150mm、基礎ベース幅(凸型の下部分)400mmの鉄筋コンクリート造連続布基礎を、外周壁のみならずすべての基礎通りに採用。住宅金融支援機構の基礎基準を上回る十分な強度を確保している。また、より高い精度を追求するために、コンクリート内部にあらかじめ工場で溶接された格子状の鉄筋を使用。同社の特許であるVFパッキンにより換気口をなくし、基礎の強度と施工品質を大幅に向上させた。

 

入念な地盤調査により最適な基礎仕様を提案

 耐震性に優れた住まいを建てる第一条件は、地盤の性質をしっかりと把握し、最も適切な基礎形状を設計することだ。ヤマダ・エスバイエルホームの注文住宅では、スウェーデン式のサウンディング試験機を用いて、地盤の硬軟や締まり具合などを徹底的に調査する。そのうえで、検査結果に応じた最適な基礎仕様を決定。「地盤調査報告書」にまとめて施主に報告する。とくに軟弱な地盤の場合には最適な地盤改良工事の提案も行なう。

 

地盤条件に合わせた基礎補強の提案例

 柱状改良工法による地盤補強は、アースオーガー(地盤用ドリル)で改良地点の地盤を掘削。その孔内に掘削土とセメント系固化剤との混合土を埋め戻して、柱状の改良体を固い地盤(支持層)に構成する工法だ。
 小口径鋼管杭工法は、全体的にかなり軟弱で、かつ柱状改良工法に不向きな地盤の場合に実施する。建柱車で鋼管を固い地層にまで回転圧入する工法だ。
 基礎ベース幅の拡大を採る場合もある。これは一般的な適度な固さを持つ地盤で採用する工法で、部分的な強度のバラツキがない場合に用いられる。布基礎のベース幅を広げることで、建物の荷重を分散させる方法である。
 表層改良工事は、地盤表層部の支持力が期待できない場合に、セメント系固化剤で表層地盤を固める方法だ。
 建物範囲全体に鉄筋コンクリート耐圧盤を構築するベタ基礎とすることもある。基礎全体が平均的に荷重を支え、地震や台風などで建物に係る衝撃を効果的に地中に逃がす基礎だ。

 

優れた耐震性、耐風性、そして高い耐火構造・耐火性能(1)

阪神淡路大震災を上回る地震波による実物大実験で実証した耐震性

 実際の住まいを防災科学技術研究所の振動台の上に建てて、地震時の揺れに対する強さを測る実物大実験を実施した。結果、ヤマダ・エスバイエルホームの住まいは、最大速度90カイン・最大加速度818ガルという阪神大震災と同レベルの地震波はもちろん、最大速度100カイン・最大加速度1198ガルという巨大地震波形にも耐える、優れた耐震性能を発揮した。震度、ガル、カインは観測しているその地点での地震の揺れ方(地震動)の大きさを表しています。マグニチュードは地震そのものの規模を表している。
 ちなみにガルとは、地震動の大きさを「加速度」で表した数値で、カインとは、地震動の大きさを「速度」の単位で表した数値だ。

 

2階の変形を示す「床変位」は従来工法の1/2.6だった

 地震による大きな建物の歪みが住宅の倒壊に繋がる。一般的に建物の変位とは土台ラインに対し2階床ラインのズレのことを言う。大地震によって変位が大きくなると倒壊をまねく。当然だが、倒壊しないまでも変位が大きいと窓ガラスや内装建具、内外装仕上げにも非常に大きな影響が出る。
 実物大実験の結果SxL構法の変位は27.6mm。在来工法の変位71mmに比べ、建物への影響は最小限に抑えられたことが分かった。変位が30mm以下程度であれば建物への影響は最小限に抑えられ、窓や建具にも大きな損傷は起きない。変位の少なさは建物の剛性を見る上で重要なポイントなのだ。

 

「限界耐力法」に則った設計システム「エス・バイ・エルΣ構造」

 ヤマダ・エスバイエルホームの注文住宅は、「エス・バイ・エルΣ構法」という設計システムを採用している。その設計ルールの基本となるのが「限界耐力法」という構造強度判定方法だ。壁単体の強さから建物全体の強さを想定する従来の方法ではなく、建物に損傷が起きる限界の力を求め、そこから安全性を考慮した建物の構造ルールを策定する方法だ。中高層の建築物に適用されている、より精度が高く安心できる判定方法である。この判定手法に基づくエス・バイ・エルΣ構造は、住宅性能表示制度「構造の安定」において最高等級に対応している。

 

最大瞬間風速100m/秒の竜巻にも耐えた高い耐風性

 1991年11月28日、静岡県浜松市を襲った瞬間最大風速100m/秒の竜巻。ヤマダ・エスバイエルホームの住まいもこの竜巻の直撃を受けたが、被害はなかった。優れた耐風性能が、実際の自然災害で実証された例のひとつ。
 また、2006年の宮崎の延岡市で発生した竜巻は、住宅240戸に全・半壊の被害をもたらした。そこでもヤマダ・エスバイエルホームの住まいには、被害はなかったとされる。

 

優れた耐震性、耐風性、そして高い耐火構造・耐火性能(2)

 ヤマダ・エスバイエルホームの注文住宅は、木の特性である耐火性能を活かすとともに、火に強い内外装材の採用や不燃性ロックウールをたっぷりと使用。火災を寄せ付けず、また拡げない、木質系では最高水準の防・耐火性能を備えている。その性能の高さは、数々の耐火実験や実際の火災でも実証された。

 

隣家からのもらい火を阻止する外壁仕上げ

 一般的な木造住宅から火災が起こった場合、隣家の外壁近くの温度は約830℃になると一般的にいわれている。防火対策をしていない通常の木造住宅ならひとたまりもない。ヤマダ・エスバイエルホームの注文住宅は外壁に優れた防火性能を持つ防火サイディングや防火認定を受けたモルタル壁を採用。その防火性能の高さは、国土交通省の防火構造の認定を受けている。

 

内部火災の拡大延焼を防ぐ

 ヤマダ・エスバイエルホームの注文住宅は、内部火災の拡がりを抑えるために、壁・天井にせっこうボードを貼りつめている。せっこうボードは国土交通大臣認定の不燃材料。火災時に内部の結晶水が蒸発し、約15分に渡って延焼を防ぎます。日本の場合、建物火災の88.5%は発生から15分以内に消防の放水が開始されるので、この15分は大変重要な数値なのだ。
 また、ヤマダ・エスバイエルホームの注文住宅は、火に強い断熱材「ロックウール」を使用している。ロックウールには、パネル内への火の侵入をストップさせ、燃え広がりを防ぐ効果がある。ガスバーナーによる実験でも、繊維の溶解は極めて少なく、裏面への炎の貫通も見られなかった。

 

二重三重の防火対策「ファイアーストップ構造」

 ヤマダ・エスバイエルホームの注文住宅は、外壁パネルの内部には火に強いロックウールを充填。木質パネルの枠材は、壁内部や屋根裏からの延焼をくい止めるファイアーストップ材として機能。石こうボードと併せた二重三重の防・耐火仕様で、隣室や2階に延焼しにくい「各室防火区画構造」を採用している。
 住宅金融支援機構から「省令準耐火構造」および「準耐火構造」の承認や認定を受けるヤマダ・エスバイエルホームの注文住宅は、その耐火性の高さから火災保険料が安くなるなどの特典が適用される。

 

実物大住宅の延焼実験で、優れた防火・耐火性を証明

 隣家で火災が起こった場合、どのような被害を受けるのか。防火サイディングを施しているヤマダ・エスバイエルホームの住まいと、一般モルタル壁の在来工法の住まいを使って、延焼実大試験を実施した。その結果、在来工法の一般モルタル壁は、隣家の熱でひび割れ、割れ目から火炎が侵入。一方、ヤマダ・エスバイエルホームの防火サイディングは、ひび割れもなく延焼を防いだ。また、モルタル壁についても、ヤマダ・エスバイエルホームでは防火認定を受けたものを採用し、耐火性能の向上に努めている。

ヤマダ・エスバイエルホーム耐久性に優れた快適な家

大切なお住いの老朽化を防ぐために、快適な家を建てています。
優れた耐久性を実現するために、研究が繰り返されています。

内部結露を追放し、優れた耐久性を得る壁内換気システム(1)

 日本の住まいは、建築後の経年変化によって老朽化が進んでしまうのが現状だ。とくに木の住まいの場合、築30年で住まいの健全性が失われはじめ、さらに築後50年ともなると、半数が老朽化住宅となってしまう。築50年を超えると補修工事費も大きくなり、維持修繕を断念するケースが増える。

 

内部結露が引き起こす住宅老朽化の実態

 高気密・高断熱の住宅ほど内部結露を起こしやすく、断熱性能を低下させ、木材を腐食させる腐朽菌やサビ、シロアリの発生につながる。いくら強固な建材や構法で建てた住まいでも、床下や壁の内部が腐ってしまっては、地震や台風に耐える力を発揮できない。加えて、建物の寿命そのものも短くなる。また、カビ・ダニの発生を招き、衛生面でも問題が残る。

 

 高断熱高気密な家は、寒い冬の日でも室内は暖かくて快適だ。が、冷たい外気に接する窓一面に水滴がついていたという経験があるはずだ。これが結露。水蒸気は日常的な暮らしで発生し、温度が下がるに伴って水滴へと変化する。壁の内部が結露するのも、これと同じメカニズム。特に壁の中は密閉されているため空気の逃げ道が少なく、湿気がこもって結露を発生させる。

 

冬だけじゃない内部結露。その実態

 日本の夏は非常に湿度が高く、なかでも梅雨時などは空気中の水蒸気量が常に飽和量に近くなるため、気温がわずか数度下がると露点温度に達してしまう。また、強い日射しが壁に当たると、壁内の木材が含んでいる湿気も蒸し出されるため、壁内の湿度が上昇し、冷房で冷やされた室内側のボード裏面で夏型結露が発生してしまう。
 逆に冬、暖房で暖められた室内は水蒸気量が増加。水蒸気は室内から小さなすき間やコンセントなどを通り壁内に入り込んでいく。それが、断熱材に達した時に、冷えた外気の影響で、露点温度となり断熱材の外壁側に結露する。これが冬型結露だ。

 

木の家は適切な手法を講じれば、本来「長生き」なのだ

 木材は日本の住宅の伝統的な建築素材だ。築100年を超えるような古民家が現在でも数多く残っている。このことから分かるように、木の住宅は本来、優れた耐久性を持った家なのだ。近年、木の住宅の老朽化が進むのは、高気密高断熱化したことで、壁の内部に結露が発生し、それが原因で構造体が腐敗するからだ。
 そこで、ヤマダ・エスバイエルホームの注文住宅では、木を科学することでこの問題に取り組んできた。その結果、適切な建築手法やメンテナンスで、長き快適な「木の住まい」を提供することに成功した。具体的な内容は次項を参照のこと。

 

 

内部結露を追放し、住宅の優れた耐久性を得る壁内換気システム(2)

自然エネルギー活用によって内部結露を追放する

 ヤマダ・エスバイエルホームの注文住宅は、床下から壁の内部を通って小屋根裏まで、構造躯体内部に空気の通り道を設け、内部結露を避ける「壁内換気システム」を持っている。
 空気には「暖めると上昇する」という性質があるため、通気層の出口にあたる小屋裏空間は、太陽の直射熱により、住まいの中で最も温度が上昇する。そして、そこで暖められた空気は、熱気球のようにどんどん上昇し、最上部の換気トップから屋外に出ていく。
 それにより小屋裏空間の気圧が低下。そこに他からの空気を引き込もうとする力が生まれ、壁内の空気が引っぱり上げられるのだ。
 そして今度は壁が床下の空気を引き込み、床下は屋外から乾燥した空気を引き入れる。壁内換気システムは、この自然現象を住まいに応用し、壁内の湿気を屋外に放出することを可能にした。
 自然エネルギーで換気するため、半永久的に接続可能なシステムであることも大きなメリットだ。

 

75年超、三世代にわたる耐久性を発揮する「W通気工法」

 構造パネルの内部に空気の通り道をつくることで湿気を放出し、内部結露を効果的に防ぐ、独自の「壁内換気システム」と、外壁と構造パネルとの間に空気層を確保する「外壁通気工法」との併用により、約75年~90年の耐久性を発揮。住宅性能表示項目「劣化対策等級」の最高等級3に対応している。

 

壁内水分量を実際に測定すると

 ヤマダ・エスバイエルホームは、壁内換気システムが機能する壁と通気口を閉じて壁内を密閉した壁とで、内部の水分量を比較する実験を試みた。壁内換気システムが機能する壁では、気温が上昇する昼間に盛んに湿気が放出され、結露しやすい夕方以降も壁内部は乾燥した状態。結露の発生はみられなかった。しかし、壁内換気システムの通気口を閉じた壁では、湿気が放出されず、内部結露が発生した。
 ヤマダ・エスバイエルホームでは、「壁内換気システム」を木質パネル構法ではじめて採用。研究段階から何度も実大実験を繰り返し、十分な実証を積み重ねてきた。そして、これまで数多くの実績を残し、高い評価を受けている。その効果は次のとおりだ。

     

  • 三世代にわたる耐久性の実現──壁内の内部結露を防止することで構造材の腐食を防ぎ、湿気を好むシロアリを寄せつけない。同時に、乾燥状態を保つことで新築時の構造耐力を維持する。
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  • 夏でも涼しい家を実現──夏、壁内換気を行なった場合に、外壁から侵入する熱が減少して、涼しい住まいを実現する。
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  • 冬、防湿効果を高める──壁内に湿気が溜まりやすい冬でも、壁内換気システムの働きにより、湿気を排出し高い防湿効果を発揮する。
  •  

  • 断熱効果を維持し、省エネ性を持続──断熱材のロックウールが結露で濡れることで起こる「へたり」を無くし、ロックウールの断熱効果を長期間にわたって維持する。

 

 

高気密、高断熱性能が実現する、冬も夏も快適な家

 ヤマダ・エスバイエルホームの注文住宅は、国土交通省の新しい省エネルギー基準に対応する高気密・高断熱の住宅づくりを実施。住まいの冷暖房効率を高めることで、CO2の排出を抑制するとともに、光熱費の削減を図る。

 

住まい全体の断熱性能を高め、熱損失を抑える

 住まいの省エネ化には、断熱性と気密性の向上が不可欠だ。十分な断熱性能が無い住宅では、冷暖房の約8割が無駄になるといわれている。
 そのため、ヤマダ・エスバイエルホームの注文住宅では、外周壁や小屋裏に高性能発泡系断熱材を封入、1階の床には「断熱材一体型床パネル」を装備する。
 新技術の気泡構造により高断熱化を実現。気泡が小さいほど熱が伝わりにくくなる性質があり、高性能発泡系断熱材の髪の毛ほどの小さな気泡が伝導、対流、輻射の3つの熱の伝わりを抑える。長期間使用しても性能の低下が少なく、住まいを快適に保つ。
 住宅全体をすっぽりと包み込む高性能断熱材とエス・バイ・エル構法の優れた気密性との共存で、優れた躯体断熱を達成している。

 

開口部断熱もワンランク上の性能で

 住まいのなかで最も熱の出入りが大きい開口部。快適な住まいづくりには開口部の断熱も見逃せない。ウェルネス断熱は、熱や陽射しを反射するLow-E複層ガラスと熱伝導率が低く気密性を高める樹脂複合断熱サッシの組み合わせで、ハイレベルの断熱性を実現。室内の快適な温度と空気を逃がさず、冷暖房効率もアップさせる。住まい全体の断熱性能を高めて新しい省エネルギー基準に対応する。

 

省エネルギー住宅は快適、フォーシーズン・エコ換気システム装備

 高気密・高断熱の住まいづくりとともに、建築基準法で新築住宅には「24時間フル換気システム」の導入が義務づけられている。高気密・高断熱の住まいで気になるのは建材などから発生するホルムアルデヒドなどの空気の汚れ。しかし、24時間換気システムの稼働とともに部屋の暖房や冷房の温度まで放出してしまっては困りものだ。
 ヤマダ・エスバイエルホームの注文住宅が採用するフォーシーズン・エコ換気システムは、快適な室温を失わずに換気できる全熱交換型の換気システムだ。排気の温度を利用してクリーンな外気を室温に近づけてから室内に取り込むから、熱のムダが抑えられ快適性をキープできる。微小粒子用高性能フィルターを通すことで外気中に含まれる花粉やホコリなどを取り除きながら給気する。

ヤマダ・エスバイエルホームを支える機能と構法(SxL Wood・GA)

ハイブリット工法を実現したヤマダ・エスバイエルホーム。

HYT構法とSxL Wood構法、GA構法(1)

 ヤマダ・エスバイエルホームの注文住宅は、高い剛性を誇る木質接着パネルの技術に軸組工法を取り入れて、木質系住宅ではトップレベルの強さを実現するHYT(Hyper Technical Wood)構法を採用する。設計の自由度を飛躍的に向上させ、壁工法の強さ「高剛性」と軸組工法の柔軟性「ねばり」を兼ね備えたハイブリット工法である。

 

大開口や吹き抜けなど大空間を実現。設計の自由度が飛躍的に高まった

 高い壁倍率を誇る木質パネルを搭載したHYT構法は、軸組工法の特徴も活かして壁を省いた広がりのある住まいづくりが可能だ。壁面いっぱいに大きな窓を設けることも可能であり、広々とした吹抜けの大空間など、想い通りの空間づくりが可能だ。

 

実大振動実験で在来工法の約2倍の剛性が証明された

 ヤマダ・エスバイエルホームは、3次元大型振動台で、一般の在来木造とHYT構法の実物大モデルで実大振動実験を実施。その結果、在来木造住宅が阪神・淡路大震災レベルの振動1回で相当のダメージを受けたのに比べ、HYT構法では3回の加振でも大きな損傷はなく、残留変形もほぼ「0」だった。HYT構法の強さが証明されたわけだ。

 

住宅の初期性能を保つ「壁体内換気システム」

 ヤマダ・エスバイエルホームの住宅には、外壁下部の換気土台から壁内部を抜けて小屋裏の換気口へ空気の通り道を設けた。壁内と床下の空気の温度差によって壁内部に気流が発生し、この気流とともに湿気が小屋裏から排出される仕組みだ。壁内を換気して、建物の耐久性を損なう内部結露を防ぎ、長期間にわたって建物の強さを維持する。

 

120mm角の柱とメーターモジュールがかなえる、広く自由な住空間。

 ヤマダ・エスバイエルホームの注文住宅が採用する「SxL Wood構法」の構造材は、高強度の集成材「エンジニアリングウッド」であり、破壊に対して優れた強さを発揮する建材だ。集成材の破壊荷重は62kNで、同じ試験で54kNという米松の無垢材よりもハイレベルな性能を持つ。断面105×270mm、長さ4Pのエンジニアリングウッドなら、乗用車約6台分の荷重に耐える強さを持っている。
 また、柱と梁、梁と梁など、躯体の接合部分には、特殊金物を採用した。構造材の断面欠損が少ないため、強度を保ちつつ建物全体を緊結。外力が集中しやすい接合部の強度を高めている。
 「SxL-Wood構法」の耐力壁は、地震など外部からの強い力をバランスよく受け止めて建物を支える。水平加力実験でも、壁倍率2.5を超える強度が確認されるなど、その強さは数多くの実験で実証されている。

 

HYT構法とSxL Wood構法、GA構法(2)

 

進化した木造住宅工法「GA構法」

 ヤマダ・エスバイエルホームの注文住宅は、高い剛性を誇る木質接着パネルの技術に軸組工法を取り入れたHYT(Hyper Technical Wood)構法を採用する。が、さらに住居空間の可能性を広げ、より大空間を実現する木造構造「GA(Great Advanced Constructure)構法」もラインアップの一環として用意する。
 木造住宅でありながら、優れた強さと耐久性を発揮して大開口や大空間などの自由な空間設計を可能にするGA構法は、設計プラン毎の構造計算により適切に耐力壁や柱を配置し、高強度のボルトや金物で建物全体を緊結。そして、さらに耐力フレームを使用すれば、最大9mの大開口が可能になる。都市での快適な居住空間を実現し、理想の住まいづくりを支える構法だ。

 

壁倍率に換算して在来工法の3.5倍の構造強度を確保。

 JAS特類1級構造用合板を標準採用した耐力壁を、構造計算によってバランス良く配置。在来軸組工法の3.5倍の強度があり、地震時の強い横揺れや繰り返しの揺れにも優れた強さを発揮する。また、別項でも記したように、壁内に空気の通り道をつくって内部結露を防ぐ壁内換気システムをGA構法にも搭載。床下全周換気システムと併せて建物全体の乾燥状態を保ち、住まいの強度と耐久性を高める。

 

最大9m幅の大開口と階高4.5mを実現する耐力フレーム

 ヤマダ・エスバイエルホームの注文住宅が採用する木造構造「GA(Great Advanced Constructure)構法」は、強度を保ちながら柱のない大空間をつくり出す、門型の耐力フレーム。強度検査を行った高品質の集成材を使用した平角柱を、高性能のボルトで結合し、最大間口約9mの大開口を実現する。また、階高も最高4.5mが可能となる。クルマ3台を並べられるビルトインガレージや天井高の高いショールームのような大開口など、自由なプランニングを実現する。
 また、基礎と躯体の接合部分は、地震の横揺れで大きな負荷がかかる場所であり、「GA構法」では主要な柱と基礎の間には、柱脚金物を採用した。高強度なアンカーボルトを基礎に直接取り付け。在来工法の約5倍の引き抜き耐力で住まいを守る。
 地震や台風などによる外力が集中する柱や梁の接合部分は、建物の強度を高めるための重要なポイントだ。GA構法では、凹凸のある特殊なボルトを木材にねじ込んで通常の約2倍の強さを発揮させている。また、木材の断面欠損を少なくして接合部の強度を保つ金物を採用し、建物全体を緊結する構造とした。GA構法の強さは、特殊なボルトや金物を使った耐力フレーム全体の強度実験も実施。水平加力実験では地震の横揺れに強いことが立証されたほか、さまざまな実験によっても証明されています。

 

健康で快適な暮らしを支える安心・安全な住まい

 

業界トップレベルのVOC対策で、安全性と健康を追及

 ここ10数年、問題となっている「シックハウス症候群」。これは、住宅の高気密化などによって屋内の空気が汚染され頭痛やのどの痛み、咳などの症状を伴うシンドロームであり、住宅建材や塗料に含まれる揮発性化学物質などが原因とされている。ヤマダ・エスバイエルホームでは、業界に先駆けてこの問題に取り組み、低ホルマリン化・低溶剤化を推進してきた。現在、クロスやクロス接着剤から内装材、構造に至るまで、住まい全体からホルムアルデヒドの排除を図っており、品確法の性能表示項目「空気環境に関する配慮」においても、改善する必要がないレベルにあります。
 ヤマダ・エスバイエルホームのVOC(揮発性有機化合物)対策は多岐にわたる。具体的には、ゼロホルマリン接着剤とゼロホルマリンクロス、F★★★★等級の構造用合板・床材・野地材使用、F★★★★等級の内装材や建具などとなっている。

 

家族の将来を見据えたバリアフリー設計

 ヤマダ・エスバイエルホームの住まいは、小さな子どもや高齢者であっても“暮らしやすい家”を考えた、安全性の高いバリアフリー設計だ。必要な場所に手すりを設置、段差を解消するのはもちろん、住まいの随所に、住宅金融支援機構バリアフリー基準をクリアする数々のきめ細かな配慮を施した。
 今だけでなく、将来を考慮、見据え、家族全員がいきいきと安心して暮らせるように安全への配慮に満ちた住まいを提案している。
 高齢者や子供たちにとって意外に危険な敷居の段差を解消したフラット仕様。勾配の緩やかな傾斜を採用し、滑り止め加工を施し、安全性を高めた階段。段差の低い175mmの上がり框とし、小さな子供からお年寄りまでラクに昇り降りできる玄関。そこには、車椅子の利用もできるよう、ゆるやかなスロープを設けることも可能だ。また、屋内廊下も車椅子利用者と介護者が並んで歩けるだけの、ゆったりした廊下幅を確保する。浴室などの出入り口の段差は、3mm以下のフルフラット設計。子供からお年寄りまで安心して出入りできる仕様となっている。また、必要に応じてホームエレベーターも準備している。これなら、足腰が弱ったお年寄りでも、転落事故の心配もなく上下階を行き来できる。また、セキュリティ面でもルーム内の電話を24時間オンラインで結んでいるので、緊急時の対応もスピーディだ。

 

セキュリティにも最善の注意を払った住まいづくり

 住宅への侵入犯による犯罪が増え、その手口も巧妙になっている。現在、住宅のセキュリティ対策は大きなテーマだ。家族と財産を守るために、ヤマダ・エスバイエルホームの住まいは、効果のある防犯対策を実施している。防犯性の高い設備の導入だけでなく、プランニングのうえでも防犯性が高い住宅設計を実施する。

 

品確法「住宅性能表示制度」10項目に準拠する住宅

 人生最大にしてもっとも高額な買い物が「住宅」だ。10年、20年……と住み続ける製品だけに、丈夫で確かな品質を求めたいものだ。しかし、2000年以前、それぞれの住宅が本当に安心できる品質なのか統一された判断基準がなく、迷うことも多かったようだ。また、入居後に、想像もしなかった欠陥に気づき、その修復や補償をめぐって、業者とトラブルになるケースがみられ、問題となっていた。
 このようなことから、良質な住宅を安心して取得できる住宅市場の条件整備と活性化を目的として、「品確法」が施行された。この法律は以下の3つの柱からできている。

 

新築引き渡し後10年、瑕疵担保責任義務化

 この制度によって新築住宅を対象に、基本構造部分について、完成引き渡し日より10年間の「瑕疵担保責任」が義務づけられた。 これは、住宅に瑕疵(欠陥)がみつかった場合、取得後10年間については、業者に補修、または賠償金の支払いが義務づけられるという画期的な制度だ。 この法律でいう「新築住宅」とは、人が住んだことのない完成後1年以内の住宅のこと。2000年(平成12年)4月1日以降に契約されたすべての新築住宅に適用される。
 民法上は、現在も瑕疵担保期間は構造により5~10年と定められているが、実際にはその期間を短縮することが認められ、2年とした契約が一般的だった。ところが構造部分の欠陥は、年月の経過とともに徐々に表面化するため、2年間で発見できず、その後にトラブルとなるケースも多かった。

 

 この新規定で、「床が傾いた」「雨漏りがひどい」などの欠陥は保証される。が、個々のケースが保証の範囲内かどうかは、判断しにくいことが多いため、まず専門家に相談して、対応を考える必要がある。ただし、この法律では、クロスが剥がれてきた、蛇口がこわれたなどといった、構造耐力や雨漏りに関係しない部分の不具合については、保証の対象にはならない。これらについては、従来通り、業者との個々の契約にしたがって、保証期間が決まる。契約時にしっかりと確認しておきたいポイントだ。 この10年保証には、「自社保証」タイプと「第三者保証」タイプとがあり、前者は大手メーカーなどが、自社の信用力をバックに実施するもので、後者は主に中小規模の企業が、第三者の保険や保証制度を利用する制度だ。

 

住宅の基本的な性能を普遍化する「住宅性能表示制度」

 住宅には、耐震性、遮音性、耐久性など、さまざまな性能が求められる。しかし、業者によって性能の表示のしかたや基準がバラバラで、比較しにくいという問題があった。また、実際に住むと、期待した性能を大きく下回っていたというケースもある。こうしたことが起きないように、共通の基準で性能を表示して、住宅を選ぶ際の目安にするための「住宅性能表示制度」がスタートした。
 表示される内容は、「構造の安定に関すること」「火災時の安全に関すること」など、大きく10項目。いずれも「等級」や「%」などの数値化で、わかりやすく表示される。だれでも性能のレベルを判断できる。ただ、住宅性能評価書は任意で有料となる。

 

住宅紛争処理機関の設置

 念願のマイホームが完成して住んでみると、重大な欠陥があった。そんなケースもで、業者が快く改修に応じればいいが、話し合いがこじれてトラブルになることも多い。このような場合、従来は問題解決の手段として、最終的に民事訴訟を起こすという方法しかなく、長い時間と相応の費用も覚悟しなければならなかった。
 そこで、短期間で円滑な解決を得るため「指定住宅紛争処理機関」が設立された。「住宅紛争処理支援センター」のバックアップのもと、第三者的な立場の弁護士や建築士などで構成する処理機関で斡旋、仲裁、調停が受けられる仕組みができたのだ。各地に設けられる紛争処理機関を利用できるのは、前項で記した指定住宅性能評価機関から、「住宅性能評価書」の交付を受けた住宅に限られる。

 

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