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積水ハウスの特徴とは?

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積水ハウスの木造住宅シャーウッドの構造について

積水ハウスの主力商品「シャーウッド」
一度は、耳にしたことがあるのではないでしょうか?

ハウスメーカー積水ハウスの木造注文住宅、「シャーウッド」

進化する木造住宅「シャーウッド」のための構造材とは

 

 木の温もりと優しさに満ちた木のすまいが、積水ハウスの「シャーウッド」だ。日本の暮らしに寄り添う木の住宅を現代の空間として設える、多彩なラインアップも自慢のひとつである。

 

シャーウッドの構造材は安定性のある構造用集成材

 積水ハウスの注文住宅「シャーウッド」の構造材は、厳選した木を使った「シャーウッドプレミアム構造材」だ。シャーウッドの進化は、構造材の選択が第一歩だった。木材の持っている弱点を克服した安定した強さを獲得したシャーウッドの構造材は、住まいの安心と安全を実現する。

 

自然素材の良さを活かし、最大限の強さを引き出す秘密

 木材は自然素材。だから、1本1本異なった性質・性能を持つ。また、内部を見通すことが不可能なので、“割れや腐れ”などがあっても分からないし、一部分だけ取り除くこともできない。
 シャーウッドプレミアム構造材は、挽き板を強度検査したうえで表面加工を施したラミナを接着してつくった集成材だ。薄く加工したラミナなら、一枚ずつチェックして弱点も発見しやすい。自然の木材の良い部分だけを使って、強度と品質を保持する。

 

乾燥するほど強度が増す“木”、だからラミナの状態で乾燥させる

 木材の内部には水分がふくまれている。この水分の割合を「含水率」という。この含水率は、自然の木材のなかで均一とはならない。構造用集成材として強度を安定させるためには、この含水率を15%程度に揃える必要がある。構造材を構成する集成まえの「ラミナ」の段階で乾燥させ、含水率15%に揃える。含水率が低く一定な集成材は、無垢材の欠点をカバーした木材なのだ。
 シャーウッドの注文住宅の骨組み部分である構造材は、すべてに強度が安定した「シャーウッドプレミアム構造材」を採用している。
 木は、伐採後に少しずつ含水率が下がって強度を増し、伐採後200~300年ほどで、圧縮・引っ張り・曲げなどの強度がピークを迎える。
 その後、1000年ほどかけて伐採時の新木と同程度の強さに戻るとされる。1400年以上も前の法隆寺など、日本の伝統的建造物が長い歴史の過程で現存する理由はそこにあるのだ。

 

シャーウッドプレミアム構造材は工業製品として安定した性能を持つ

 住宅を支えるシャーウッドプレミアム構造材は、正確な構造計算によって安全性を確保した建材だ。品質のバラツキが少なく、安定した強度を持つ。積水ハウスの注文住宅、シャーウッドの構造材は、無垢材に比べて圧倒的に強度が安定した建材なのだ。

 

ハウスメーカー積水ハウスの木造注文住宅、「シャーウッド」

シャーウッドの構造材「シャーウッドプレミアム構造材」

住宅を建設するうえで、構造材の安定した強度は重要な要件であることは間違いない。ところが、同じ住宅でも柱と梁では求められる強さの“質”が違う。

 

シャーウッドの構造材は適材適所、合理的な構造材構成

 シャーウッドプレミアム構造材は、その原材料であるラミナ(挽き板を強度検査したうえで表面加工を施した素材)の状態で強度確認ができるので、集成材を製造する際に、「強い曲げの力がかかる“梁”に使う構造材は、外層ほ強いラミナで構成した集成材」とすることが可能だ。加えて、住宅設計上求められる梁の強度を得るため“梁せい(梁の高さ)”を変えてさまざまな強さの構造材が用意できるのも強みといえる。また、大開口などの多彩な空間をつくるために、大断面の構造材を用意できるので、多彩な住宅設計が可能となるのだ。

 

シャーウッドの構造材はラミナの段階から一邸ごとに製造出荷

 積水ハウスの注文住宅に使われるシャーウッドプレミアム構造材は、その原材料であるラミナ(挽き板を強度検査したうえで表面加工を施した素材)から一邸ごとに製造して出荷される。住宅の設計図に合わせて構造材をつくり、コンピュータ制御でカットすることから住宅建設が始まる。
 住宅を支える構造材が、いかに優れていようと、正確な施工がなければ家の強さには結び付かない。
 そのため、積水ハウスのシャーウッドは、不確定要素が起きやすい建設現場での加工作業を限りなく削減し、精密な加工が実施できる工場加工にこだわっている。
 柱や梁には金物を取り付けるための孔や換気・通期用のスリットなどがミリ単位でプレカットされる。プレカットされた材料には熟練の職人が、手作業で一つ一つ構造用金物をプレセットする。その後、構造用材料を丁寧に梱包してまとめ、施工現場に搬送するのだ。

 

樹齢80?100年の北欧産木材が構造材の素材

 強い構造材をつくるには、素材の木そのものが強くなくてはならない。シャーウッドプレミアム構造材の素材は、北海道よりも緯度の高い北欧の森で80?100年かけて育った木材だ。
 寒い地域の樹木は、ゆっくりと育ち年輪の目が詰まり、硬く建材に適した木材となる。
 また、北欧では広大な森林で計画的に植林が実施されており、乾燥工程でのバイオマス利用、船舶による大量輸送など、製造輸送過程でCO2削減に考慮した事業展開を行なっている。
 積水ハウスでは、環境に配慮し接続可能な木材利用を推進。独自のガイドラインに基づいて、フェアウッドを積極的に採用している。
 北欧産フェアウッドを使うことは、安定供給という側面ではもちろん、環境配慮型素材という側面でもメリットが大きい。

 

ハウスメーカー積水ハウスの木造注文住宅、「シャーウッド」

シャーウッドの構造MJ接合システム/大型連続基礎/ダイレクトジョイントほか

積水ハウスの注文住宅「シャーウッド」は、地震に強い住まいを実現するために作りあげた積水ハウス独自の工法「シャーウッド構造」で建てる。

 

安全な住まいを実現する独自の工法「シャーウッド構造」

 前項で何度も説明したように、住宅の構造材として使われる部分に適した最大強度を得た「シャーウッドプレミアム構造材」を使い、柱や梁として住まいの骨組みを組み上げる。そのつくり方には、積水ハウスが住宅メーカーとして連綿と積み上げてきた技術が随所に活かされている。

 

木造住宅の常識を科学的に覆した「基礎ダイレクトジョイント」

 住宅躯体と基礎は直接つながっていた方が、地震のエネルギーをスムーズに地中に逃がすことができる。しかしながら、木造住宅の在来工法において、基礎と柱のあいだに土台を置くことが常識とされてきた。
 コンクリート基礎の施工精度がきわめて高い積水ハウスのシャーウッドは、この常識を覆して「土台」を排除した。そのうえで柱と基礎を直接接合する「基礎ダイレクトジョイント」工法を可能とした。ダイレクトジョイントに使う金物のアンカーボルトは基礎コンクリートでしっかりと保持され、地震によるすべての方向からの揺れに耐え、しかも柱の抜けを起こすことがない。

 

接合部の強さが木の住宅の強度を左右する

 積水ハウスの注文住宅「シャーウッド」が用いる柱や梁の接合部は、地震の力が集中しても折れたり外れたりしない強さを備えている。シャーウッドは、積水ハウスが長年培ってきた同社鉄骨住宅のノウハウや技術を応用。従来の木造住宅とは異なる独自の接合システムをつくりあげた。
 それは同社が「MJ(メタルジョイント)接合システム」と命名した技術で、鋼鉄材でつくられた専用設計の「構造用金物」で接合部を緊結する工法だ。積水ハウス独自のこの工法で接合部を徹底的に強化する。

 

柱や梁の断面欠損をできるだけ少なくし、木の強度を確保

 木造在来工法で用いられる「仕口」「継ぎ手」などでは木材が大きく削られて接合部の強度が下がる原因ともなっている。また、施工する職人の熟練度作業能力によって施工精度にばらつきも出るとも懸念されてきた。
 積水ハウスの注文住宅「シャーウッド」が採用する「MJ(メタルジョイント)接合システム」ならば、通し柱の断面欠損が在来軸組工法のわずかに1/3だ。柱や梁の接合部欠損を極力抑えて木の強さを確保する。

積水ハウスのシャーウッドにおける外壁と技術

「リビングは広く!」注文住宅でお家を建てるなら、そう思うのではないでしょうか?
大空間をつくりには家の構造上、間に柱をつくらなくてはいけません。
そうすると、せっかくの大空間が台無しですよね…。
積水ハウスのシャーウッドは大空間を演出できる技術を持っています。

ハウスメーカー積水ハウスの木造注文住宅、「シャーウッド」

シャーウッドの構造大空間をつくる確かな技術の裏付け

 積水ハウスの注文住宅「シャーウッド」が採用するシャーウッド構造は、性能規定での運用において、安全性と設計の自由度を高いレベルで両立している。
 前項で説明した接合部を徹底的に強化したMJ接合システムを採用した独自の構造によって、広い開口部や大きな吹き抜けなど、木の家の可能性を広げた技術といえそうだ。

 

広がる空間キャパシティ、強い柱が大空間を守る

 性能規定で運用するシャーウッド構造の利点は、空間に応じて必要な部材を組み合わせて強度が確保できることだ。従来の柱の3倍、120×360mmの大きな断面をもった「耐風柱」と「大スパン梁」を組み合わせることで、広さ5m×7m、高さ5.5m以上というダイナミックな吹き抜け空間づくりを安全性確保のうえで実現する。

 

パイルドルーフとパイルドフロア、高強度耐力壁で剛性アップ

 研究を重ねた結果、開発できた、高強度で折れないオリジナルビス「パイルドモックス」の採用で実現したシャーウッドオリジナルの高剛性屋根が「パイルドルーフ」だ。在来木造住宅の1.6倍の耐力を実現した。実物での強度試験を経て、業界初の型式認定を取得した高剛性の屋根だ。
 さらに、屋根そのものの剛性をアップさせることで、屋根を支える壁の間隔を従来比で1.3?1.6倍に拡大、家の捻れを抑制しながらダイナミックな大空間づくりが可能となった。
 また、シャーウッドの高剛性床「パイルドフロア」は、厚さ24mmの構造用合板と構造体を一体化することで達成する。
 一般的な木造在来工法では、筋交いを入れた耐力壁で躯体を構成する。が、積水ハウスのシャーウッドは筋交いがなく、厚さ9mmの構造用合板と一体化させた高強度耐力壁が、面全体でバランス良く力を受けとめる。結果、変形を抑えて粘り強く耐えることで、安全性が高い家ができるのだ。

 

大空間を実現する積水ハウスの壁工法

 積水ハウスの注文住宅「シャーウッド」は、3階建ての1階でも大開口を実現できる。耐力壁の合板を二重に貼ることで、粘り強さはそのままに、耐力を2倍にアップさせた積水ハウスのオリジナル技術「ツインSPウォール」工法が実現する。同じ強度を得るために必要な耐力壁の量を半分にできるため、広々とした大空間はもちろん、間仕切り壁などに「ツインSPウォール」工法を採用することで、自由な空間づくりが可能となり、開放的なプランを実現する。
 また、「耐力壁に窓を設ける」というような、従来だったら“非常識”で“不可能”だったことも積水ハウスのシャーウッドの「開口耐力壁」なら実現できる。窓を設けにくい壁にも効果的な開口設計が可能となり、採光と通風に大きなメリットが生まれる。

 

シャーウッド「ハイブリッド工法」

 強い耐力壁で地震などの影響を最小限に抑える「モノコック構造」が積水ハウスのシャーウッド構造の基本だ。が、このモノコック構造をベースに「木質ラーメンフレーム構造」のメリットを融合したのが「シャーウッド・ハイブリッド構造」だ。必要に応じて大きな開口部を設けながら、家全体の強度が確保できる構造といえる。積水ハウスのシャーウッドは、木造住宅で唯一、型式適合認定を取得した「シャーウッド・ハイブリッド構造」で、家づくりの自由と快適を達成する。

 

ハウスメーカー積水ハウスの木造注文住宅、「シャーウッド

シャーウッドの強い外壁、陶板外壁とサイディング外壁

 積水ハウスの木の住まい「シャーウッド」は、木という素材の持つナチュラルな息づかいが、心にも体にも心地の良い住まいといえる。
 そんな注文住宅「シャーウッド」の外壁は、自然素材からつくった陶板外壁「ベルバーン」、類を見ない新しい服付け外壁「シームレスライウォール」、そして、自らの力で美しさを保つ高待望汚塗装「タフクリア30」の3種類用意される。
 それぞれの特徴は後に述べるとして、積水ハウスの外壁すべてに共通する機能について説明する。

 

防耐火性

 火災に強い住まいとするため積水ハウスの注文住宅シャーウッドは、「もらい火から自邸を守り」、たとえ出火しても「燃え広がらない」、高温の炎に耐える複合壁を採用する。シャーウッドの外壁材は、すべて防火構造認定を受けた複合壁体だ。万一、近隣火災が発生しても、外壁から熱の侵入を阻止し、構造体への防耐火性を発揮する。

 

耐衝撃性

 台風の上陸が多い日本の住宅には、強風や大雨に耐えうる盾となるべき外壁が求められる。外壁には強風に耐える強さはもちろん、風によって運ばれて来る看板や木の枝などの飛来物の衝突に備える必要もある。シャーウッドの外壁材は、実験で実証されている飛来物への耐衝撃性にも十分な強さを確保している。

 

耐候性耐久性

積水ハウスの注文住宅シャーウッドの外壁は、夏の炎天下や1年の寒暖差など、自然環境に負けないタフな要件を備える。日本の四季による気温差、夏の苛烈な日差しなど、日本の気候は住まいにとって大変に厳しい環境だ。シャーウッドは、実験室だけでなく、実際の住宅街壁を用いた野外実験をマイナス30度に至る寒冷地や酷暑の環境下など、日本全国の試験場で実験を繰り返している。

 

陶器の風合いが美しい陶板外壁「ベルバーン」

 積水ハウスの注文住宅の外壁を代表する素材、それが陶板外壁「ベルバーン」だ。陶器にも使われる青年度を原料にした「シャモット」や古代の地層から採掘した「ロウ石」と呼ばれる天然鉱石を粘土として機械で丹念に練り上げる。その後、その生地を押し出し成形する。一枚ごとに上薬を塗って1100度以上の高温の窯で焼くことで陶器のような風合いとなる。高温で焼くことによって「ベルバーン」は化学的に安定した組成となり、住宅を守る外壁となる。

 

メンテナンスフリーで高機能な防汚サイディング「タフクリア30」

「タフクリア30超親水仕様」は雨の力で外壁の汚れを洗い流す。サイディング材の塗装面の超親水加工により、表面は空気超から取り込んだ水分子膜で均一にガードされている。汚れはその水分子膜の上に浮かんでいるだけなので、ひとたび雨が降れば、汚れの成分はキレイに洗い流される。メンテナンスフリーで外観を美しく保つ。

 

「タフクリア30ハイブリッド光触媒仕様」は、銀と銅を酸化チタンに結合させ、優れた防カビ性能を得た材料。外壁表面の酸化チタンに直射日光があたると活性酸素が発生して汚れを分解する。そこで雨が降ると水分が汚れを流し去ってセルフクリーニングするというわけだ。また、自動車の排気ガスに含まれる大気中の窒素酸化物(NoX)や硫黄酸化物(SoX)などの汚染物質をも分解して環境浄化に貢献する。

 

ハウスメーカー積水ハウスの木造注文住宅、「シャーウッド」

シャーウッドの安心性能、防犯・保証・維持管理・純正リフォーム

 積水ハウスの注文住宅「シャーウッド」は、構造的な耐久性能や安全性能、環境性能を備えるだけでなく、いつまでも安心して住み続け、住み継いで行く家を目指している。
 シャーウッドは、高い防犯性能による毎日の安心はもちろん、保証やサポート対性などの長期的な視点で安心できる住宅を提供する。
 また、住宅を次の住まい手に手渡す再生住宅提案で、循環型社会の実現を目指す。

 

毎日の安心は高度な防犯性能で

 積水ハウスでは、防犯性能を住まいの重要な性能のひとつと捉え、建設と同時に敷地全体で、侵入盗に狙われにくく、侵入されにくい住まいづくりを進めている。ハイレベルな防犯対策を標準仕様として装備し、携帯電話などと連携した防犯システム、施錠解錠がスムーズに行なえるカードキーシステムなど、最新の技術で日々の安心を支えている。

 

20年間の長期保証と独自の再保証システム

 積水ハウスの木造注文住宅シャーウッドは、住宅引き渡し後の保証制度も充実している。住宅構造躯体は20年間の長期保証が付帯。各部位について、それぞれ定められた期間の保証がされる。「住宅の品質確保の促進等に関する法律」で定められた瑕疵担保責任は10年間だが、積水ハウスはさらに10年間のアフターサービス保証を加えている。さらに、保証期間終了後は、有償点検・有償補修を実施する「ユートラスシステム」で、10年ごとの再保証を継続することができる。

 

長期にわたる維持管理体制とバックアップ

 積水ハウスの注文住宅では、引き渡し時にアフターメンテナンスに関する書類を渡して、長期間にわたる定期的な点検サービスを実施している。メンテナンス点検専任担当者が、住宅の引き渡し後3カ月、1年、2年、5年、10年、15年で定期点検を実施。建物をチェックした後、必要に応じてアフターメンテナンスを行なう。

 

ライフスタイルの変化に合わせクオリティの高いリフォーム提案

 愛着のある住まいにいつまでも住み続け、住み継いでいく。ライフステージが変化して2世帯住宅に建て替える。あるいは間取りを変更する。設備や外層を更新したいなど、つねに「快適な今の住まい」を求める人のために、積水ハウスリフォーム株式会社が、クオリティの高い純正リフォームを提案する。住まいの資産価値を守るだけでなく、その価値を高め、住まいへの愛着に応える、積水ハウスならではのリフォームだ。

積水ハウスシャーウッドの快適性と安全性

「シャーウッドのお家は快適かしら?」家族を守るために安全なお家に住みたいですよね?
快適性と安全性をお伝えいたします。

ハウスメーカー積水ハウスの木造注文住宅、「シャーウッド」

シャーウッドの快適性(1)

 

自然の光と風を採り入れて、心地よく住まう家

 変化の激しい気候のなかで、自然の力を活かしながら快適性を高めてきた日本の住まい。
 日本の家は古くから大屋根と深い軒で夏の暑気を遮り、冬は長い日差しを部屋の奥まで取り込んで暖を保ってきた。家の中には風の通り道をつくるなど、自然に寄り添い、快適に暮らす工夫があった。
 現代の暮らしにおいても、積水ハウスの注文住宅シャーウッドは、そんな“日本の住まいの知恵”を根底に据えて、人工的な冷暖房にできるだけ頼らない心地よさを追求、自然の通風や採光を活かした“快適”を家づくりを実行する。
 積水ハウスの注文住宅シャーウッドは、設計の段階で独自の通風シミュレーション、日照・採光シミュレーションを実施して敷地条件に合わせた最適なプランを提案する。
 シャーウッドは、住まいの基本性能の高さをベースに、今の住まいづくりでも自然の心地よさを積極的に採り入れる。

 

シャーウッドは、地域や暮らし方に合わせた温熱環境を提案する

 積水ハウスの木造注文住宅は、高性能な断熱材などで家全体を包み込み、屋外の熱の影響を最小限にし、室内の熱の漏れを抑え断熱性能をアップさせる。そのうえで、計画的に換気を実施し、結露の原因となる湿気を排除する。夏は強い日差しを遮り、室内の温度上昇を低減。冷房効率を高める。
 窓は壁に比べて7?12倍も熱を逃がしやすく、高断熱・高気密住宅をつくるうえで最大の弱点だった。
 そこで、積水ハウスのシャーウッドは、「省エネ法平成25年基準」をクリアする高い性能に加え、いちばん熱の出入りが大きな窓には、空気よりも30%熱を伝えないアルゴンガスを封入した複層ガラスとアルミ樹脂複合サッシをスタンダードな断熱仕様に標準採用する。
 また、さらに高気密高断熱住宅の建設にも対応する「ネット・ゼロエネルギー住宅」に推奨のハイグレード断熱仕様では、16mmのアルゴンガス層の複層ガラスと室内側・室外側両方に樹脂を使った高性能樹脂サッシを組み合わせた。このサッシは厳しい省エネ基準で知られる欧米で主流となっているサッシだという。

 

 また、さらにその上の「プレミアム断熱仕様」では、ガラスはトリプルガラスとして、合計18mmのアルゴンガス層のガラスとサッシを取り揃えている。このプレミアム断熱仕様の高性能樹脂サッシは、ガラス厚幅31mmまでのトリプルガラスが装着できる、国内最高クラスの断熱サッシだ。

 

ハウスメーカー積水ハウスの木造注文住宅、「シャーウッド」

シャーウッドの快適性(2)

 積水ハウスの注文シャーウッドは、前項で詳しく説明したように「省エネ法平成25年基準」をクリアする高い性能に加え、いちばん熱の出入りが大きな窓には、空気よりも30%熱を伝えにくいアルゴンガスを封入した複層ガラスとアルミ樹脂複合サッシをスタンダードとした高断熱高気密仕様を標準とする。

 

気密性の高い住まいほど、空気の汚れや健康への配慮が必要

 積水ハウスの注文住宅シャーウッドは、住まいを構成するすべての建材が、化学物質を可能な限り発生させないように配慮している。壁や天井のクロス接着剤はゼロホルマリン化するとともに、内装仕上げ材はJASおよびJIS規格でもっともホルムアルデヒドの放出量が少ない規格「F☆☆☆☆」建材を使用する。内装仕上げ以外の部位についても「F☆☆☆☆同等品」ランクの建材を使っている。

 

気になる音にワンランク上の遮音設計で、家族のプライバシーを守る

 積水ハウスのシャーウッドは、複合壁体や気密性の高い窓、給排水の配管への遮音対策など“適材適所の音対策”で、外部からの騒音のシャットアウト、家から出る生活騒音にも十分な対策を講じている。
 また、2階3階などの床は、下地材に吸音材を敷き込んだ多重構造仕様とし、さらに音のデイルを防ぐ「遮音配慮室内建具」、ワンランク上の遮音性能を持った「遮音配慮仕様間仕切り壁」、階下への音の伝達を封じ込める「ALC床仕様」などで、騒音対策も徹底した設計としている。

 

安心安全であること、使いやすいこと、そして心地よいこと

 積水ハウスのシャーウッドは、従来から「安心安全な住まいであること」、「使いやすい家であること」、そして一歩進んで「心地よい住宅であること」を標榜した家づくりを進めてきた。そこには、手に触れたときの上質な感覚、そしてその感覚としての心地よさを大切にデザインしている。
 住宅をつくるときの基準となる単位寸法に1mの「メーターモジュール」を採用するのが積水ハウスの注文住宅シャーウッドだ。従来の木造在来工法で用いてきた「尺モジュール」なら、廊下の有効幅寸法は780mmだった。が、メーターモジュールでつくるとその幅は850mmにまで広がる。大きな荷物を持ったままでのすれ違いも楽に行えるようになる。
 また、「生涯住宅」を早くから志向・提唱してきた積水ハウスの注文住宅は、ユニバーサルデザインの考え方を住まいづくりで推し進めてきた。さらに近年は、触感や操作感、高いデザイン性など五感に訴求する“心地よさ”を追及しはじめている。これは、積水ハウスの一歩進んだ「スマートユニバーサルデザイン」と呼べる新しい試みである。

 

ハウスメーカー積水ハウスの木造注文住宅、「シャーウッド」

シャーウッドの安全性の裏付けがある

 

高い安全性に裏打ちされた積水ハウスのシャーウッド構法

 積水ハウスの注文住宅「シャーウッド構法」は、性能規定運用において、構造的な安全性と設計・プランの自由度を高いレベルで両立している。それは、別項で詳しく解説した、接合部を徹底して強化する「MJ(メタルジョイント)接合システム」による独自の構造で強固な構造体を形成しながら、広い開口部や大きな吹き抜けなど、木造住宅のさまざまな可能性を引き出すことに成功している。
 独自の進化を続ける積水ハウスのシャーウッド構法は、品確法が定めている「住宅型式性能認定」と、建築基準法によって規定されている「型式適合認定」を取得。構造実験による科学的な検証を経た、素材や施工方法に厳しい品質管理を徹底させている。
 積水ハウスは、建築基準法の規定を上回る厳しい自社規定をクリアした、極めて高度な家づくりをおこなっている。

 

実物大実験棟が指し示した高い耐震性

 積水ハウスの「シャーウッド」は、日本の建築技術開発や新技術・新工法の水平展開、研究成果などの情報共有においてさまざまな組織と連携、建築技術の発展に中心的な役割を果たしている鹿島技術研究所において、シャーウッド実物大モデルで、大規模地震に匹敵する実大振動実験を行なった。
 陶板外壁「ベルバーン」を使用し、家具を配置した現実的な実験棟に繰り返し振動を与える振動実験である。その結果、実験棟には大きな損傷が認められず、確かな耐震性を備えていることが証明された。
 シャーウッドは品確法による住宅性能表示制度の「構造の安定/耐震等級」の項目において最高等級「3」に標準仕様で対応している。
 また、さらに高い安全性を求める施主に対して、最新の免震技術を網羅した「免震住宅」の提案もできる。巨大地震に対して安心を提供しながら、家族の安全と快適な生活を守るという。

 

もらい火は阻止し、室内出火にも高い防耐火性能

 積水ハウスのシャーウッドは木造住宅だ。だからこそ、万一の火災に備えた高い防耐火性能が必要だ。シャーウッドは、外壁のタイル張り仕上げ、吹き付け仕上げ、化粧サイディング仕上げのすべてで、防耐火構造の複合壁体を採用することで、防火構造認定を取得している。
 防耐火性能を具体的に記すと、840度の炎で加熱しても壁面裏の温度は、木材発火温度280度を大きく下回る100度ほどに抑える。
 陶板外壁「ベルバーン」も高い防耐火性能を持っており、防火構造認定を取得した外壁材だ。

積水ハウスの注文住宅が選ばれる理由、軽量鉄骨住宅構造体とβシステム構法

積水ハウスの独自の構法。大事なお住まいを末永く快適、安全に住んでいただくことを常にかんげています。

積水ハウスの注文住宅が選ばれる理由

 これまでに積水ハウスが建てた注文住宅は228万戸を超えた。今でもその数は増え続けている。これは、国内ハウスメーカーとしてトップ。この実績の背景には、同社のつくる住まいの品質、性能、デザイン、加えてサービスに対する信頼性があるからだ。

 

積水ハウスの住まいづくりは、一邸ごとの自由設計

 積水ハウスの注文住宅はシャーウッドに限らず、さまざまな敷地環境、異なる気候風土、家族構成、そしてライフステージ、ライフスタイルに応じて、平屋から2階建て、3階建てなど、多彩ならラインナップを用意する「邸別自由設計」だ。この多彩なラインアップで、ひとり一人の施主の夢をカタチにしてきた。そこには、つねに施主の声に真摯に耳を傾けてきた、住まいづくりに対するハウスメーカーとしての姿勢がある。

 

積水ハウスの住まいづくり、その基本は止むこと無きさらなる技術開発

 積水ハウスは、業界最大規模を誇る積水ハウス「総合住宅研究所」を拠点に、確かな構造強度や耐久性、防犯性によって暮らしを支える「安全・安心の技術」、生涯にわたる豊かさを提供する「快適の技術」など、誰もが快適に思う住まいの実現を目指した独自の技術研究に取り組んでいます。
 また、積水ハウスの住まいづくりの基本は、「邸別自由設計」だ。施主が心の中に描いている住まいの夢や理想のひとつひとつにしっかりと耳を傾けたうえで、それぞれの家族、気候風土、敷地条件に合った住まいをプランニングしている。

 

工場生産のメリットと責任施工体制

「邸別自由設計」を基本とする積水ハウスでは、工場へのオーダーもお客様の邸名で発注される。その発注時点から生産をスタートします。工業化による高度な品質管理体制という大きなメリットを活かし、高品質住宅をつくりあげる。すべての工場で高度な品質管理体制を整えて生産にあたる。
 細かな施工にまで目の行き届いた工事を行なうため、積水ハウス自身が施工管理・責任を持つ独自の施工体制を構築している。積水ハウスでは、独自の改善策などの施工品質管理方法や工事担当者の責任意識を高める目的で、積水ハウス専門の積水ハウス100%出資子会社である「積和建設」が中心となって、施工組織を整備。人的技術、工事技術を磨き続け、厳しい施工基準を満たす工事を実現している。

 

耐久性能でも最高水準

 木造住宅の耐久性にとって最大の敵は「湿気」だ。とくに外壁と室内壁の内部で起こる結露は、やっかいな問題だ。積水ハウスのシャーウッドは、独自のデュアルベンチレーションシステムや基礎スリット構造換気、気密対策などで最高レベルの劣化軽減策をとっている。住宅性能表示制度の「劣化の軽減/耐久性」の項目で、約75?90年とされる最高等級を標準で獲得している。

 

快適で経済的、そしてエコロジーな「グリーンファースト」

 積水ハウスの注文住宅は、エネルギーを上手につくり、賢く使う、「2020年の暮らし」を先取りした住まいだ。快適で経済的で、エコロジーな暮らしを、住まいの先進技術で支えるのが、積水ハウスの「グリーンファースト」だ。誰もが心地よさと安全・安心を感じる「2020年の暮らし」を先取りしたこれからの日本の住まいのエコ・スタンダードである。

 

積水ハウスの軽量鉄骨住宅構造体、「ユニバーサルフレーム」

積水ハウスの鉄骨2階建ての「強靱な構造」の注文住宅

 

高い安全性と優れた設計自由度を両立する「ユニバーサルフレーム」

 積水ハウスが独自開発した2階建て向けの鉄骨構造「ユニバーサルフレーム・システム」は、地震の際に大切な働きをするブレースを組み込んだ耐力壁フレームや梁、独立柱などによる高い「耐震性」とともに、邸別設計を可能にする高い「設計の自由度」が特徴だ。
 耐震性の高さと、住宅プランの自由度を両立させるために、フレーム状に構成した壁が、「ユニバーサルフレーム・システム」の重要な構造用部材だ。地震の揺れをしなやかに受け止め、大地震であっても優れた耐震性能を発揮する。
 「プレース」と呼ぶ丸形鋼材を筋交い状に組み込んだ耐震用フレームが、地震のエネルギーをしなやかに吸収して倒壊から守る。

 

ユニバーサルフレームの基本、C型鋼材と高精度連続大型基礎

 ユニバーサルフレームの構造材は2本のC型鋼材を背中合わせに接合した構造だ。こうすることで力学的に前後左右どの方向からの力にも対抗できる構造になる。その強度は120mm角の檜無垢材の柱を大きく上回る。
 また、公庫基準を大きく上回る業界トップクラスの大型基礎を採用する。ユニバーサルフレーム構造は、力を分散する構造であるため、大型基礎によってさらに大きな余裕が生まれる。高精度の鋼板型枠「メタルフレーム」の使用や、溶接加工した配筋によって安定した精度、品質を保証している。

 

地震に耐え、内外装の被害を軽減する制震構造「シーカス」

 積水ハウス独自の地震エネルギー吸収システム「シーカス」は、フレーム構想にK型の制震ダンパーを組み込んで、建物に加わる地震エネルギーを熱エネルギーに変換して吸収する。地震の揺れを吸収することで、建物の変形を低減する。その性能は、震度7クラスの最大級地震に対応しているとしている。
 また、積水ハウスは耐力壁とシーカスフレームを同位置に重ねて配置することができる「ハイブリッドシーカス」と、耐力壁と高強度耐力壁を二重に配置した「高性能二重耐力壁」を新開発した。高い構造強度によって、より自由度の高い空間設計が可能となった。

 

加わる力の流れに沿った構造部材設計

 積水ハウスの注文住宅の耐力壁と基礎は、土台を介さずにアンカーボルトでダイレクトに緊密結束する。大きなビルに土台が無いように、躯体と基礎は直接つながっていた方が、地震エネルギーを基礎がダイレクトに受け止め、地中にスムーズに脱がすことができるのだ。力学的根拠に基づいた設計と、高精度な加工が、耐震性能をより確かなものにする。

 

積水ハウスの重量鉄骨住宅構造体、「βシステム構法」

積水ハウスの鉄骨3-4階建ての注文住宅

 積水ハウスが独自に開発した、鉄骨3-4階建てのための構造「βシステム構法」。高さ60mの高層ビルと同じ耐震基準で設計された高い安全性能とともに、都市の狭小変形地にも対応できる、敷地対応力に優れた設計自由度が特徴だ。

 

重量鉄骨の強さと設計自由度を両立した「βシステム構法」

 持っている敷地を目一杯使って建てたい。部屋はできるだけ広くしたい……。重量鉄骨ラーメン構造を進化させた「βシステム構法」は、狭い敷地でも「広く、明るく、快適に暮らしたい」という願いに応えるために完成した、設計の自由度と優れた耐震性を併せ持った積水ハウス独自に構法だ。
 その重量鉄骨の躯体は、しなやかさと強靱さを併せ持つH型鋼材の柱と梁を、高層ビル建築で用いるハイテンションボルトで結合する。構造計算上では、高さ60mの高層ビルと同等の耐震基準で設計している。

 

多世帯住宅、店舗併設住居なども思いのままの各階自由設計

「βシステム構法」は1階(あるいは地階)から最上階までの通し柱を必要としない構法なので、各階の柱位置は自由に配置できるシステム。そのため多世帯住宅や店舗併設住宅、賃貸住宅併用住居など自由な空間配置が可能となった。
 また、設計寸法の基準を250mmとする「250mmモジュール設計」を採用するので、大切な土地を目一杯に活用できる。狭小地や変形地であっても敷地の可能性を最大限に引き出すことが可能だ。

 

積水ハウスグループの「責任施工」体制

 住宅の質を高め、その住まいが次の家族、次の世代へ、社会のなかで受け継がれてゆくために、積水ハウスはグループの総力を結集して、住まい品質をつねに高く維持するための一貫体制を整えている。
 住宅の施工・建設は積水ハウス100%出資子会社である積和建設グループや指定工事店による「責任施工体制」で臨む。
 完成した積水ハウスの戸建て注文住宅は、標準仕様で国土交通省によって定められている「長期優良住宅」認定基準を満たしている。「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」においても「構造の安定」「劣化の軽減」「温熱環境」「空気環境」の各分野でトップクラスの仕様で標準設定となっている。
 アフターケアは、同社「カスタマーズセンター」が点検、アフターメンテナンスを行なう。
 加えて、独自の「20年保証制度」や保証期間終了後に再保証を継続する「ユートラスシステム」など、永く住み続けるための制度も整備している。
 また、家族構成の変化やライフスタイルの変化に応じて、それぞれの暮らしに対応した大機微なリノベーションやリフォームなど、住み継がれる住まいとするために、グループが一丸となってサポートする。

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